何かを本格的に始めると、目指したくなるのは、一番です。
私たちは、一番を目指して突き進もうとします。
ナンバーワン、トップランナー、頂点です。
一番になるのが、一番気持ちいいものです。
しかし、1番も素晴らしいですが、2番や3番も素晴らしいのです。
一番を手本にできるからです。
自分より上の人がいるのは、ありがたいことです。
一番という存在は、いわば教科書です。
教科書があれば勉強しやすいように、自分より上の存在がいるからこそ、向上しやすくなります。
道に迷いません。
「どの方向に進むべきか。どうすればいいのか」という方向性や手段は、一番を参考にすればいいことです。
「一番を追いかける」と言いますが、本当は一番に引っ張ってもらっています。
一番の人に向かって「私の教科書です。これからもよろしくお願いします」と言いましょう。
敬う気持ちがあると、いずれ一番を抜く日がやってきます。