若いうちは、脳が柔らかいため、さまざまなことを吸収できます。
問題は、年を取ったときです。
柔軟性は一般的に、年を取るほど失われると言われます。
年を取ると頭が固くなり、物事を素直に吸収できなくなるという理由です。
しかし、誤解です。
年齢は関係ありません。
人は、心が熱くさえなれば、年を取っても変化ができます。
本人しだいです。
心は、鉄を打つ様子に似ています。
どんなに固くて太い鉄の棒も、高温で熱すると、柔らかくなります。
柔らかいうちに、金づちで強く叩けば、鉄を曲げることができます。
人間も同じです。
わくわくしたり、どきどきしたりするとき、心は熱くなります。
「自分は今、熱くなっている」と思えば、変化ができるチャンスです。
心が熱くなれば、休んだほうがいいのではないかと思いますが、休む必要はありません。
休んでしまうと、心はすぐ冷めてしまいます。
冷めた後では、変わろうとしても、変われなくなります。
休まず、そのままの調子で、もっと熱くなりましょう。
熱くなっているときこそ、変化ができるゴールデンタイムなのです。