あなたを批判する人がいます。
「センスが悪い、態度が悪い、言葉遣いが悪い」
あなたのよくない点や誤っている点を指摘し、ぶつぶつ小言を言ってきます。
批判されて嬉しい人はいないでしょう。
自分の悪口を言われたように感じて、むっとするでしょう。
批判をされたとき「悪口を言われた」と感じる人も多いのではないでしょうか。
相手のことを嫌いになるかもしれません。
目障りな存在として、うっとうしく感じることもあるでしょう。
しかし、ここで気づいてほしいことがあります。
実際のところ、批判する人は、一番あなたをよく見ています。
普通の人が気づかないような細かいところまで見ています。
ほかの人はみんな、自分のことで精いっぱいです。
ほかの人を見る余裕も考える余裕もありません。
そんな中その人は、あなたにしっかり注目してくれました。
細かいところまでじっくり見てくれました。
そのうえで「ここが悪いのではないか」という改善点まで指摘してくれました。
ありがたいことです。
批判する人を恨まないことです。
批判の言葉なので、少しストレスを感じるかもしれませんが、ありがたい言葉です。
誠実に批判を受け止めれば、自分にとっても飛躍のチャンスになるでしょう。
批判する人にも、存在価値があります。
「批判する人なんていなくなればいい」と思うかもしれませんが、実際は1人くらいいてくれたほうが助かります。
批判する人がいてくれるおかげで、気持ちが引き締まり、気合が入ります。
改善点が見つかり、飛躍のチャンスも生まれます。
裏を返せば、批判する人は、あなたに期待しています。
期待しているから、わざわざ手間暇をかけて、助言をしてくれています。
せっかくあなたに注目してくれているのですから、むしろ感謝したほうがいいでしょう。
「お忙しい中、わざわざ私に注目くださり、ありがとうございます。おかげで改善点が見つかりました」
声に出して言うのが恥ずかしいなら、心の中で唱えてもかまいません。
批判する人がいても、恐れることはないのです。