焦っているとき、正常な判断ができなくなります。
落ち着きがないのは、半分われを失っている状態です。
普段の自分なら、難なくできることが、時間や心に余裕がなくなると判断できることもできなくなることがあります。
「21+38+98は?」と聞かれて、落ち着いていれば、問題に戸惑うことはありません。
しかし「早く早く! 5秒以内に答えて!」とせかされると、焦りが出て、解ける問題も解けなくなります。
計算なら間違えやすく、判断なら誤りやすく、言葉なら失言しやすくなります。
焦りは禁物です。
落ち着く時間を作れば、こうしたトラブルは未然に防げます。
落ち着く時間がもったいないと言う人は、それ以上にもったいないことを失う危険性があります。
落ち着いた心こそ、本当の自分ですから、その自分が判断することが最も頼りになります。
落ち着いていれば、冷静な判断ができ、無駄な行動も減り、ストレスも減っていきます。
無駄とも思える落ち着きの時間は、無駄どころではなく、実は自分の時間を増やしているのです。