悪い癖を直すなら、時期にも注目です。
「悪い癖を直すのだから、いつでもいいではないか」
そう思うかもしれませんが、意外とタイミングは重要です。
取り組むタイミングは、成功率に影響するポイントの1つ。
もちろん、余計な先延ばしはよくありません。
悪い癖を直すわけですから、できるだけ早めに取り組んだほうがいいのは間違いありません。
あまりもたもたしていると、やる気やモチベーションにも影響します。
事情がなければ、さっそく今日から取り組み始めてもいいくらいです。
しかし、早めに取り組んだほうがいいとはいえ、注意したい時期があるのも事実です。
取り組む時期を誤ると、改善の妨げになって、不本意な結果をもたらす可能性があります。
絶対条件ではありませんが「注意事項」として配慮しておくといいでしょう。
では、どんな時期に注意したいのか。
それは「多忙な時期」です。
たとえば、繁忙期や決算期です。
また、試験前・引っ越し前・結婚式前なども多忙が予想されるため、注意しておくのが得策です。
多忙な時期は、すべてにおいて余裕がありません。
いったん改善に取り組むと、24時間ずっと意識を続けることになります。
一つ一つの行動に注意を向け、油断ができません。
改善意識を継続させつつ、最低限の緊張感も必要です。
ところが、多忙な日々に追われていると、意識を向ける余裕がなくなります。
注意が十分行き届かず、うっかりした不注意が起きやすくなります。
タイムプレッシャーが適度の範囲ならいいですが、過度になると、余裕がなくなります。
多忙な時期は、気分の波も大きくなり、いらいらすることも増えるでしょう。
いらいらすることが増えれば、ますます不注意が起きやすくなる悪循環です。
時間的にも精神的にも余裕がない時期の場合、癖の改善を失敗しに行くようなもの。
したがって、取り組む時期を選べるなら、できるだけ多忙な時期は避けておくのが賢明です。
悪い癖を直すなら、できるだけ余裕のある時期がいいでしょう。
予定が少なく、余裕のある時期がおすすめです。
余裕があれば、悪い癖を直すことに集中しやすくなります。
もちろん必須ではなく、あくまで可能な範囲です。
できるだけ余裕のある時期のほうが、悪い癖を直すことにも集中しやすくなります。