あなたの癖は、1日に何回繰り返されているでしょうか。
あなたの癖は、いつ、どこで、どんな状況のときに出やすいでしょうか。
癖があるのはわかっているものの、具体的に答えるとなると、意外と難しいのではないでしょうか。
無意識の癖があるとはいえ、程度はさまざまです。
軽度であれば重度もあります。
癖があるのはわかっていても、詳しい現状は、自分でもわかっていないことが多いのではないでしょうか。
そこで役立つのが「現状の記録」です。
癖を直すなら、まず癖の現状を記録して、客観的な状況を把握しましょう。
癖の現状を把握しないことには、対策も始まりません。
客観的に癖のレベルを把握するため、記録することが役立ちます。
記録したいポイントは、次の2つです。
少し面倒に感じるかもしれませんが、癖を直す一環です。
癖の現状把握に役立つため、きちんと自分の癖の現状を記録してみましょう。
まず記録したいのは「癖の回数」です。
1日に何回癖を繰り返しているのか、正確に記録してみてください。
うっかり癖が出たら、ノートやメモ帳に記録します。
なかなか手間がかかって大変ですが、何とか1日だけ頑張ってください。
癖の回数の記録を見れば、いかに頻繁であるか客観的に把握できます。
「こんなにたくさんしているのか」と驚くこともあるでしょう。
思ったより回数が多くて、大きなショックを受けることもあるはずです。
癖の回数がわかれば、「何とかしなければいけない」と思い、モチベーションもアップします。
癖の回数の記録は、1回だけでもかまいませんが、余裕があれば、定期的に行うといいでしょう。
「1週間に1回」「10日に1回」「1カ月に1回」など、一定の間隔で癖の回数をチェックしてみます。
なかなか手間がかかるため、頻繁に確認するのは難しいですが、時間に余裕のあるタイミングなら難しくないでしょう。
定期的に確認すれば、癖の改善状況を「数字」を通して把握できます。
どのような場面で癖が出やすいか記録しましょう。
大切なポイントは、3つあります。
つまり「いつ、どこで、どんなときに癖が出るか」です。
無意識の癖とはいえ、ある特定条件のとき、癖が出ている可能性があります。
癖が出るパターンは、さまざまでしょう。
たとえば「暇なとき、ペン回しをすることが多い」「おなかがすいたとき、爪を噛んでしまいやすい」などです。
あなたの癖が出るのは、どんな場面のときでしょうか。
小さなことでもいいので、具体的に記録しましょう。
時間・場所・タイミングの3つに注目して、癖が出る傾向をつかんでください。
癖が出やすい場面を記録することで、どんな場面で癖が出やすいか把握できます。
癖が出やすい場面を把握できれば、その場面になったとき、注意喚起を強化できます。
たとえば、信号待ちをしているときに、前髪をいじりやすい傾向があったとします。
信号待ちのときに癖が出やすいとわかっていれば、信号待ちのときに注意喚起を促せるでしょう。
ちょっとしたことかもしれませんが、癖の改善がスムーズになるポイントです。