きちんと癖を直すなら、作ってほしいものがあります。
「悪癖改善ノート」です。
「わざわざ専用ノートを作るなんて面倒くさい。大げさすぎる」と思ったあなた。
その油断がよくありません。
たしかにわざわざ専用ノートを作るのは少し面倒です。
大げさなのかもしれません。
「たかがノート」と思いたくなるのも無理はありません。
しかし、記録をつけることは、癖の改善に大変効果的です。
本気で癖を直すなら必需品です。
悪癖改善ノートを準備することで「公式感」が高まります。
記録をつけることは、意識を高めることにつながります。
癖を直す意識や緊張感は、日を追うごとに弱くなりがちですが、毎日結果を記録していればうまく保てます。
毎日記録をつけていけば、後から詳しく振り返ることもできます。
記録に残すことで少しずつ癖が直っていく様子を実感することができるでしょう。
自分の振る舞いを振り返ることになるので、よいトレーニングになります。
何がいけなかったのか反省することもできます。
悪いところが見つかれば、次から生かせます。
本気で癖を直したいなら、騙されたつもりで、ぜひ一度試してみてください。
文章形式で、その日の結果を記していきましょう。
「11月25日。今日はうっかり癖を出すことがあったが、以前より我慢することができた」
「11月26日。1回だけ衝動的に癖が出てしまった。油断してしまった。ストレスを感じた直後は危なそうだ」
「11月27日。この日はしっかり癖を我慢できた。この調子で、明日も頑張っていきたい」
長文であってもいいですが、数行でも十分です。
記録をつけるたびに「今日もよく頑張った。明日も頑張ろう」と思えます。
数字による記録もおすすめです。
癖を出してしまった回数を、毎日記録していきます。
癖が少しずつ直っていく様子を、数字の変化を通して目で確認することができます。
数字が減っていくことに快感を覚えれば「また明日も頑張ろう」と思えます。
記録は、就寝前に記録をつけるといいでしょう。
「今日も頑張った。明日も頑張ろう」と、スムーズに1日の反省ができます。
記録をつけるとはいえ、大きな手間暇がかかるわけではないはずです。
もともと日記の習慣があるなら、一緒に書いてみてもOKです。
日記のネタにもなるので、一石二鳥です。
癖が直るまでは、癖の内容を中心としたネタにするもの悪くないでしょう。
ノートに記録をつけるのは大変ですが、ずっと続けるわけではありません。
せめて癖が直るまでの期間限定で記録できれば十分。
結果を記録するとはいえ、せいぜい数カ月でしょう。
「たった数カ月」と思えば、気楽に感じるのではないでしょうか。
数カ月すら長く感じるなら、1カ月だけでもいいので続けてみてください。
きちんと毎日ノートに記録をつけることができれば、その時点で癖の改善が約束されたようなもの。
癖が直った後は「思い出のノート」に変わっているはずです。