「一寸先」と聞けば、次にどんな言葉を思い浮かべますか。
「闇」という言葉を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
「一寸先は闇」という言葉があるとおり、たしかに未来のことは予測できません。
実際に「一寸先は闇」という現実があるのも事実。
すべてが予想どおりに進むとは限りません。
思わぬ想定外によって奇想天外が起こることもあります。
明日のことは、明日になってみないとわかりません。
未来のことは、未来になってみないとわかりません。
今は希望に満ちていても、ちょっとしたことで、突然絶望に変わることもあるでしょう。
今は幸福であっても、何らかのトラブルで、一気に不幸のどん底に落ちることもあります。
「一寸先は闇」という言葉に偽りはなく、現実に起こりえるのも事実です。
しかし「一寸先は闇」という言葉は、暗い印象がつきまといます。
せっかく明るく幸せであっても「今だけだ」「絶望が近づいている」「もうすぐ不幸が来るぞ」と脅されている気がします。
なぜわざわざネガティブに考えなければいけないのでしょう。
戒めの言葉としては悪趣味です。
縁起も印象も最悪です。
「一寸先は闇」という言葉を信じていると、ネガティブ思考がエスカレートするのです。
どうせ信じるなら、逆を考えましょう。
すなわち「一寸先は光」です。
今は絶望でも、何かがきっかけで、急に希望がやって来ることがあります。
今は不幸であっても、ある転機によって、突然幸せになれることもあります。
「一寸先は闇」という状況が現実にあるように「一寸先は光」という状況も現実にあります。
私たちは、自由に信条を選ぶ権利があります。
心に留めるなら「一寸先は光」という言葉を信じようではありませんか。
根拠があろうとなかろうと関係ありません。
少なくとも明るい信条を選ぶほうが、わくわくします。
明るい未来を信じたほうが、実現の可能性も高まります。
まだ人生を諦めてはいけません。
今は絶望や不幸であっても、それがずっと続くと確定しているわけではありません。
何かがきっかけで、人生が好転することがあります。
今は最悪の状況でも、何かが転機になり、人生が逆転することもあります。
どんなに暗いトンネルも、いつか出口があり、光があります。
もう少しの辛抱です。
一寸先にあるのは、闇ではありません。
光です。
「一寸先は光」という言葉を信じていると、ポジティブ思考が強化されます。