考えてもわからないことに悩んでいませんか。
世の中には、考えてもわからないことがあります。
ちょっとしたきっかけで考え始めたところ、深入りしてしまい、抜け出せなくなることがあります。
たとえば、10年後の未来です。
10年後の未来は、予想することならできますが、完全な正解はわかりません。
10年後の未来を知るには、10年後になってみないとわかりません。
しかも考えれば考えるほど不安になって落ち着かなくなり、ますます考えすぎてしまいます。
年金問題・雇用問題・少子高齢化問題。
気づくと、不安とストレスで息苦しくなっているでしょう。
死後の世界も同じです。
死後の世界を、想像することならできますが、完全な正解はわかりません。
死後の世界は、死んだ後しかわからないことです。
生きている人がどれだけ考えたところで、完全な正解を知ることは不可能です。
考えているうちに心が不安や恐怖でいっぱいになって、それこそ寿命を縮めてしまうでしょう。
たらればの話もそうです。
過去の後悔を振り返って「もしあのとき○○していれば、今はどうなっていただろうか」と考えることがあります。
どんなに考えても、実際のところはわかりません。
過去に未練や後悔があれば、つい考えてしまう人もいるでしょう。
もちろん興味関心の範囲で考える程度ならいいですが、過ぎ去った過去をくよくよ振り返ったところで仕方ありません。
今さら過去を変えることはできず、時間は前に進むのみです。
たらればの話も、どんなに考えたところで完全な正解を知ることは不可能です。
考えてもわからないことに執着すると、無駄な時間がどんどん過ぎるばかりになります。
どれだけ考えたところで完全な正解にはたどり着けないため、延々と苦しむことになるのです。
そのため正解のないことを考え始めたら、むやみに深入りしないように注意してください。
正解のないことを考え始めたら「考えたところで仕方ない」と自分に言い聞かせて開き直りましょう。
いい意味で開き直れば、思考の悪循環から解放されます。
考えてもわからないことは「わからない」と答えるのが正解です。
実際に具体的にわからないことなのですから、正直な答えです。
開き直ってしまえば、くよくよする心が吹き飛び、明るい気持ちをキープできます。