どうすれば会話で優しさを表現できるでしょうか。
会話で優しさを表現したいなら、次の2つを心がけましょう。
それは「つまらない話に笑うこと」と「くだらない話に突っ込むこと」です。
どちらも白けそうな場面ですが、こういうときこそ優しさを表現するチャンスです。
あなたの心の器が試される場面です。
片方を心がけるのもいいですが、できれば両方を心がけるといいでしょう。
ときどき相手がつまらない話をするときがあります。
こんなとき「面白くない」「つまらない」「時間の無駄」と否定すると、場が白け、話も止まります。
たしかに正直な一言かもしれませんが、悪印象が伴います。
話を盛り上げる要素もありません。
「そんなつまらない話に笑うほど、自分は安い人間ではない」
つまらない話に笑うと、自分の価値を下げそうな気がするかもしれません。
「面白いギャグやジョークしか笑わない」というプライドもあるかもしれません。
しかし、変な意地を張っていても話が進展しません。
どんどん場が白けてしまいます。
相手は「少しくらい笑ってくれてもいいのに冷たい人だな」とがっかりするでしょう。
こういうときは、つまらないと感じても笑ってあげましょう。
「わはは、何だか面白いね」
「あはは、笑っちゃうね」
「うふふ、わからないけれど笑ってしまう」
笑うと、場の雰囲気が盛り上がります。
笑ってあげると「自分の話がウケてよかった」と相手もほっとするでしょう。
楽しいから笑うのではありません。
笑うから楽しくなるのです。
ほほ笑みでも、大笑いでもかまいません。
とにかくにこにこ笑えば、活気が出て、華やかな雰囲気が生まれます。
つまらない話に笑ってあげることで、あなたの優しさが相手に伝わるのです。
相手がくだらない話をすると、興ざめの一言を言いたくなるかもしれません。
「くだらない」
「ばかばかしい」
「つまらないよ」
正直な一言かもしれませんが、話が発展しません。
場が白けます。
こういうときに役立つのが、突っ込みです。
相手がくだらない話をしたら、すかさず突っ込んであげましょう。
「それはおかしいよ!」
「何だか話が変だよ!」
「どうしてそうなるの!」
くだらない話に突っ込んであげると、漫才のような雰囲気になります。
オチがなければ「オチがないよ!」という突っ込み方ができるでしょう。
きちんと突っ込んであげると、相手はほっとします。
相手は「スベらなくてよかった。この人の前ならくだらない話もできる」と安心できます。
きちんと突っ込んであげることで、会話のキャッチボールが続きます。
会話がテンポよくなり、コミュニケーションが活性化されていきます。
くだらない話に突っ込んであげるのも優しさなのです。