「適当がわからない」
「ほどほどが難しい」
適当やほどほどに悩んでいませんか。
「適当にしよう」「ほどほどにしておこう」と頭で思っても難しいときがあります。
一言で「適当」「ほどほど」と言っても、幅があります。
具体的な基準がないので、どこまで対応すればいいかわかりません。
その場の感覚に任せると、微調整に苦しむでしょう。
そのときの気分や感情によって、過剰になったり不足したりして、質に幅ができてしまいます。
特に完璧主義者にとっては、適当やほどほどが悩みの種でしょう。
ちょうどよい基準がわかるようでわからず、気づかないうちにやりすぎる傾向があります。
時間もお金も有限です。
ストレス管理にも影響するため軽視できません。
適当やほどほどの程度がわからず、苦しんでいる人も多いのではないでしょうか。
ここで、適当やほどほどに役立つ対策があります。
それは「独自の基準を作る」という方法です。
あらかじめ基準となる数字を設定しておき、それを目安にするのです。
たとえば、金額なら「2万円程度」と決めておく。
時間なら「20時間程度」と決めておく。
文字数なら「1000字程度」と決めておく。
「多少の上下は許容範囲」というルールにしておけば、大きな失敗は防げるでしょう。
もちろん上記は一例であり、基準の決め方は自由です。
抽象的だった「適当」「ほどほど」という基準が、具体的な基準に変わります。
また、下限や上限を設けるのも有効です。
金額なら「1万円以上、3万円まで」と決めておく。
時間なら「10時間以上、30時間まで」と決めておく。
文字数なら「1000字以上、3000字まで」と決めておく。
こうすれば、不足や過剰を防げます。
一度決めた基準は、ずっと固定するのではなく、定期的に見直すといいでしょう。
都合が悪くなれば基準を下げます。
余裕ができたら基準を上げます。
独自の基準は、仕事の質を確保できるように決めればOKです。
独自の基準を考えるには、手間暇がかかって面倒かもしれませんが、それだけの価値があります。
独自の基準は、消えたり減ったりする性質のものではないので、一度決めればずっと活用できます。
独自の基準ができれば、その数字を目安に仕事をすれば「適当」「ほどほど」が実現できるようになります。
予定を立てやすくなったり、計画を考えやすくなったりします。
独自の基準は「マイルール」として大切にすると、愛着も湧くでしょう。
今まで感覚に頼っていたことに、数字が伴った具体的な基準を作りましょう。
完璧主義者にとっては、余計なストレスから解放される鍵になるはずです。