日常では、ときどきコードが絡まることがあります。
よくあるのがイヤホンのコードです。
ぐちゃぐちゃに絡まっていると、どこからどうほどいていいのかわかりません。
複雑な絡み方をしていると、見た目も悪く、いらいらするでしょう。
特に急いでいるタイミングだと困ります。
「よりによって、どうしてこんなときに絡むのだろう」
嘆きたくなり、いらいらがエスカレートします。
いらいらが最高潮に達すると、引きちぎりたくなる衝動に駆られることもあるでしょう。
誰でも一度は経験があるのではないでしょうか。
ここで不思議な現象があります。
焦ってほどこうとすると、余計に時間がかかるのが定番です。
焦って興奮が高まっていると、手がスムーズに動きません。
心に余裕がないため、冷静にほどき方を深く考えなくなります。
安易なほどき方をすると、余計にもつれてしまうという悪循環が待っているでしょう。
いつの間にかこま結びが数カ所できてしまい、ほどくのが難しくなるのです。
絡まったコードを早くほどきたいなら、第一に心がけたいことがあります。
まず落ち着きましょう。
焦る気持ちがあっても、いらいらしていても、まず落ち着くこと。
急いでいるときでも、いったん心を落ち着かせ、冷静を取り戻しましょう。
いらいらが爆発しそうになったときこそ、正念場です。
コードを引きちぎったところで仕方ありません。
コードを買い直さなければいけなくなり、無駄な出費が増えます。
どんなにいらいらしていても、落ち着くことが大切です。
興奮が収まって落ち着きを取り戻せば、コードのほどき方を、冷静に考えることができるようになります。
手の動きもスムーズになる。
結果として、早くほどけるのです。
焦りやいらいらを感じやすい場面だからこそ、落ち着きが大切です。
なかなか落ち着けないなら、深呼吸をするといいでしょう。
大きく息を吸えば、酸素が脳に行き渡り、落ち着きやすくなります。
「深呼吸なんて時間の無駄」と思うかもしれませんが誤解です。
深呼吸の時間は増えますが、早く落ち着けるため、結果としてほどくのも早くなります。
急いでいるときは、落ち着いているどころではないと思うかもしれませんが、焦りは禁物です。
急いでいるからこそ落ち着きが大切です。
コードが絡まって焦りやいらいらを感じ始めたら「自分が試されている瞬間」と思うこと。
理性と自制心を働かせ、落ち着きましょう。
落ち着いてほどこうとすると、すぐほどけるのです。