わけのわからない人に遭遇することがあります。
何を考えているのかわからず、相手の気持ちを理解するのが難しい人です。
少し言動が怪しい人。
自分の価値観や考え方と合わない人。
自分には理解しがたい趣味を持っている人。
わけのわからない人がいたとき、どんな言葉を言うか。
日常で時折ある場面ですが、大切な瞬間です。
よくありがちなのが、差別的な発言をしてしまうことです。
「あの人は危ない人」
「頭がいかれている」
「頭のネジが緩んでいる」
「変質者だろう」
「変態に違いない」
「精神障害者かもしれない」
「実は犯罪者かもしれない」
言動や外見の怪しさから、軽蔑するようなことを言いそうになるかもしれません。
もちろん自分に攻撃してくる人物なら、まだわかります。
明らかに危害を加えてくる人なら、自分を守るため、警戒する言葉が出てくるのも当然です。
あまり深入りせず、無言のまま、その場から離れるのがいいでしょう。
しかし、特別な事情がないなら、根拠のないことは言わないほうがいいでしょう。
差別的な言葉が頭に浮かんでも、実際に口に出して言うのはよくありません。
軽い気持ちで言った一言であっても、相手を傷つけてしまうかもしれません。
安易な気持ちで言った一言が引き金になって、相手を怒らせるかもしれません。
特に人格や尊厳を傷つける言葉はすべて厳禁です。
軽い気持ちで言った一言でも、相手の人格や尊厳を傷つけたなら、強い不快感が伴います。
たった一言であっても、トラブルを招く可能性は十分あります。
したがって、わけのわからない人がいても、根拠のないことは言わないのが得策です。
もし何か言うとしても、言葉を十分に選ぶ必要があります。
「私にはわからない」「何とも言えない」と言う程度にとどめておくのがいいでしょう。
言葉は、素晴らしい道具ですが、使い方によっては凶器になることもあります。
相手がどんな事情であっても、傷つけるような言葉はすべて不適切。
悪口、陰口、噂話。
不快な言葉や余計な言葉は、すべて慎みます。
わけのわからない人がいても、根拠のないことは言わないのがマナーです。