同棲中、試験や授業がうまくいかないことがあります。
資格試験を受けたが、不合格になってしまった。
テストの結果が悪くて、授業の単位を落としてしまった。
同棲していると、相手の音や動きが気になって、勉強に集中しにくい状態になるでしょう。
少なからず、将来の進路や進学に影響することもあるはず。
試験や授業がうまくいかないときは、悔しい気持ちでいっぱいになり、いら立ちも強くなるでしょう。
しかし、試験や授業がうまくいかなくても、相手のせいにしないのがマナーです。
それを言ったところで、どうしようもありません。
むしろ相手を追い詰めるだけです。
相手の立場になって考えてみましょう。
「あなたのせいで試験に落ちた。単位を落とした」と言われると、複雑な気持ちになります。
間接的に「同棲なんてするのではなかった」と言っているのと同じです。
ストレスをぶつけられると、相手もいらいらしてくるでしょう。
「それなら同棲をやめたほうがいいね」となるので、別れや同棲解消を促す結果になります。
試験や授業がうまくいかないだけでなく、2人の関係までうまくいかなくなるという二重の苦しみを受けることになるでしょう。
相手に責任を押し付けるのはよくありません。
結局のところ、悪いのは自分です。
意志が弱かったから、怠けてしまいました。
自己管理が不十分だったから、集中できませんでした。
相手が悪いのではなく、自分に負けたのです。
知恵や工夫で何らかの解決策を見いだし、実行できたはずです。
たとえば、勉強のタイミングを静かな時間帯にずらすこともできたでしょう。
部屋が集中できなければ、学校や図書館など、外で勉強する手段もあったはずです。
部屋にいるときでも、耳栓をしながら勉強をすることもできたはずです。
責めるなら、相手ではなく自分です。
自分の取り組みが不十分だったと反省したほうが、成長にもつながります。