同棲を始めれば「隠し事はあってはいけない」と思いがちです。
結婚前提で一緒に暮らしているなら、隠し事のない状態が理想的と思われます。
何でもさらけ出せる、オープンな関係にしておくのがよいと思うでしょう。
お互いのことを詳しく知れば知るほど、信頼関係も深まります。
もちろん今後の2人に深く関わることなら、きちんと伝えておくほうがいいでしょう。
たとえば、健康問題や金銭問題です。
重い病気を抱えていたり、大きな借金があったりなどです。
今は自分だけの事情かもしれませんが、結婚すれば、2人の事情になります。
結婚してから判明してトラブルに発展するより、同棲のうちに明かしておくほうがスムーズです。
秘密の内容によっては動揺されるかもしれませんが、最終的には2人の信頼を深めることになるはずです。
しかし、秘密のすべてをさらけ出さなければいけないわけではありません。
打ち明けておく必要があるのは、あくまで2人の今後に関係した内容です。
完全なプライベートなことまで打ち明ける必要はありません。
人には誰にも言えないプライベートな秘密が、1つや2つあるもの。
思い出したくない過去もあるでしょう。
トラウマを抱えていることもあるでしょう。
デリケートな悩みもあるかもしれません。
言いたくないことは、言わなくてもいい。
どうしても言えない秘密は、秘密のままにできます。
人には、プライベートを秘密にできる権利があります。
秘密は、あくまで秘密です。
個人的な秘密は、誰にも言わず、心の中で大切にしまっておくことも大事です。