同棲で住民票を異動する場合、世帯主はどう設定すればいいのでしょうか。
主に3つの選択肢があります。
この中で最も定番なのは「2人とも世帯主になる」という選択肢です。
同棲で住民票を異動するなら、事情がないかぎり、2人とも世帯主になっておくのが無難でしょう。
同じ住所で2人とも世帯主になれるのかと思いますが、もちろん可能です。
違法でもないので安心してください。
同じ住所で家族以外の人が一緒に暮らすことは、日常でよくあること。
たとえば、同棲のほか、ルームシェアやハウスシェアの際にもよく使われる方法です。
たとえ賃貸物件の契約者でなくても、世帯主になれます。
賃貸物件の契約に住民票は関係しないため、問われることもないはずです。
ただし、一人暮らし用の部屋に2人が住むのは、賃貸契約違反になるため注意してください。
世帯主と同居人という関係で同一世帯にすることも法的に可能ですが、同棲はまだ不安定な段階です。
後から世帯を分けることになったとき、住民票の欄に同居人の名前が残る場合があるため、注意が必要です。
万一を考えるなら、2人とも世帯主にしておくのが好都合でしょう。
親・大家・管理会社から住民票について質問されたときは、正直に答えましょう。
嘘をついても、後からこじれる原因になります。
2人とも世帯主になっているからといって「結婚する気がない」と誤解されることもありません。
誤解されたとしても、きちんと事情を説明すれば、納得してもらえるはずです。
堂々としておくほうが、安心して同棲ができます。