同棲では譲り合いの精神が大切です。
理想としては、どんなことでも譲れる状態にしておけばいいでしょう。
わがままや自己主張が多いと、同棲生活は長続きしません。
自分が気にしないことなら、快く相手に譲ったほうが、余計な衝突やトラブルも避けることができます。
しかし人には、譲れないことが1つや2つあるのが普通です。
譲れないことが1つもあってはいけないと思いますが、実際は難しい。
こだわりやプライドなど、価値観に関することもあるでしょう。
病気やアレルギーなど、体質に関することもあるでしょう。
そもそも生理的に受け付けないこともあるかもしれません。
譲れないことがあるのは仕方ありません。
大切なことは、譲れないことの伝え方です。
譲れないことがあれば、前もって伝えておくとスムーズです。
たとえば「趣味だけは邪魔されたくない」というこだわりがあるとします。
「趣味に関しては1人にさせてほしい」と伝えておけば、相手はあなたの考えを尊重してくれるはずです。
アレルギー体質の関係で、食べられない食材もあるでしょう。
敏感肌の都合で、専用のタオルを使わなければいけない場合もあるでしょう。
余計な誤解をされないためにも、事情があるなら、前もって伝えておくと安心です。
「これだけは譲れない」とシンプルに伝えるより、譲れない理由も添えて説明すると、パートナーも納得しやすくなります。
丁寧に理由を説明すれば、相手も快くうなずいてくれるでしょう。
ただし、譲れないことは多くなりすぎないよう注意してください。
譲れないことがたくさんあると、生活が条件や制限ばかりになり、窮屈になります。
譲れないことを伝えるなら、本当に重要なことに絞って伝えるのが賢明です。