別々のアパートに住んでいたカップルが同棲を始める際、家具や生活用品が余るときがあります。
炊飯器やトースターが2つあっても仕方ありません。
鍋やフライパンが2つあっても、使うのは1つだけでしょう。
大きなテーブルが2つあるのは便利ですが、部屋の広さに限りがあるため邪魔になります。
2つを平行して使う用事がないかぎり、基本的には余分でしょう。
部屋のスペースも限られているため、どちらか一方を処分しようと考えるかもしれませんが、ちょっと待ってください。
このとき注意したいことがあります。
すぐ処分するのは避け、しばらく実家で保管しておくことをおすすめします。
後から必要になるかもしれないからです。
たとえば、使っている家電や家具が急に壊れることもあるでしょう。
あるいは同棲の結果、別れや同棲解消になることもあるでしょう。
そうした事態になったとき、足りないものは買い直さなくてはなりません。
買い直すお金や手間暇がかかり、生活費が苦しくなるでしょう。
家電や家具は高価なものもあるため、ものによっては、買い直すのは大きな出費になるはずです。
急な破損や同棲解消に備えるのは、縁起が悪く思えますが、実際にあり得る話です。
「絶対大丈夫」と思っていても、いざ一緒に暮らし始めてみると、思わぬ事情が発生することは珍しくありません。
こうした不測の事態に備え、余った家具や生活用品は、しばらく実家に保管しておくのが賢明です。
完全に必要ないものなら処分してもいいですが、必要になる可能性があるなら、念のため実家に保管しておくほうが安心です。
家具や生活用品を実家に移動する際、配送料がかかる場合もありますが「保険料」として考えれば安いものです。
常に万一を考えながら行動することで、後悔を減らせます。
慎重な判断と計画的な行動は、親も感心してくれるはずです。