入室マナーは、第一印象を決める大事な瞬間です。
ここでは、10ステップに細かく分けて解説します。
難しそうですが、結局は慣れです。
意識をしなくても体が自然に動くようになるまで、何度も練習しましょう。
呼ばれたら、手の甲の中指で、ノックをしましょう。
ノックは、3回です。
2回のノックはトイレの連想させるため、3回が常識です。
ドアを片手で少し開けてから「失礼します」と言い、入室しましょう。
明るく大きな声で言いましょう。
その後、両手で握りながら開けて、入室します。
ドアを開けて面接官と目が合えば、にこりとした笑顔でアイコンタクトをします。
ドアを閉めるとき、面接官にお尻を向けてはいけないと考える人がいます。
実際にそうしようとすると、かなり不自然な動作になるため、おすすめしません。
面接官に対して斜めの姿勢でドアを閉めれば、十分です。
大きな音を立てないよう、両手でゆっくりドアを閉めましょう。
ドアを閉めた後は、面接官のほうを向いて「よろしくお願いいたします」と挨拶して、一礼します。
お辞儀の角度は、45度です。
頭を下げたところで1秒間止めて、それから頭を上げると、きれいなお辞儀に見えます。
男性の場合は、手を体の脇に揃えます。
女性の場合は、手を体の前に揃えます。
このときも、笑顔を心がけましょう。
椅子の横に移動するときは、ドアに近い側を目安にします。
椅子の横にスペースがなければ、椅子の前に立ちましょう。
「大学名とお名前をどうぞ」と言われたら、面接官を見ながら「大学名・学部名・自分の名前」の順で名乗ります。
名前は必ず、フルネームです。
面接官が複数人いる場合は、全員に目を配りながら、名乗りましょう。
名乗り終われば「よろしくお願いいたします」と言ってから、再び45度のお辞儀をしましょう。
頭を下げたところで1秒間止めて、それから頭を上げると、きれいなお辞儀に見えます。
「どうぞ」と着席を促されたら「失礼いたします」と会釈をしてから、座ります。
会釈の角度は、15度です。
椅子の背側を、3分の1ほど空けた状態で座りましょう。
男性の場合は、足は肩幅に広げ、手は軽く握って、膝の上に置きます。
女性の場合は、両膝・かかと・つま先を付けて、手は重ねて膝の上に置きます。
手は、左手を上にするのが基本です。
左手を上にするのは、攻撃する右手を左手で押さえることで、相手に敵意がないことを表現する意味があります。
膝を直角にして座れば、背筋を伸ばした状態を維持しましょう。
面接開始です。