いらいらは、どこにぶつけるかが大切です。
いらいらしたとき、暴力や破壊にぶつけるのはよくありません。
他人に八つ当たりをすれば、喧嘩になるでしょう。
人間関係にひびが入ると、得られる協力が得られなくなります。
ごみ箱を蹴れば、壊れるでしょう。
壊れると、買い直さなければならなくなり、余分な出費が増えます。
いらいらの吐き出す先を間違えれば、問題は解決どころか、余計に大きくなります。
余計にいらいらが増える、という悪循環です。
いらいらしてもいいのです。
人間ですから、当然、いらいらすることはあります。
大切なのは、いらいらを吐き出す先です。
いらいらをぶつけるなら、社会的に価値のある行動にぶつけましょう。
仕事、芸術、スポーツなどです。
いらいらは、底力になります。
いらいらを、社会的に価値のある行動に向けてぶつければ、いつもより強い力を発揮できるでしょう。
この取り組みを、心理学では「昇華」と呼びます。
感情を吐き出す先さえ間違えなければ、仕事の質を高めるきっかけになるのです。