いらいらしたとき、どうしますか。
相手をにらみつける。
ぶつぶつ文句を言う。
大声で怒鳴り散らす。
どれも普通の対応に思えますが、ちょっと待ってください。
うっかりありのままの感情を表に出してしまいそうですが、この瞬間が大切です。
不快感をそのままぶつけると、人間関係にひびを入れます。
ひとたび人間関係が壊れると、修復するのが大変です。
では、どうするか。
いらいらしたときは、にっこりしましょう。
我慢するだけでは不十分です。
顔は引きつっていてもいいので、にっこりした笑顔を心がけるのがポイントです。
「いらいらしているときに笑顔になれない」と思うかもしれません。
たしかに心がいらだっているときににっこりするのは、完全に真逆の行為。
心理的にも精神的にも難しい。
不快感をこらえた上、笑顔になるのは、普通の精神ではできません。
理性と自制心に強い負荷がかかります。
だからこそ、メンタルを鍛える効果があります。
いらいらしたときににっこりするのも、メンタルトレーニングです。
高ぶった感情を我慢して、笑顔になると、理性と自制心をコントロールする力が強くなります。
難易度は高いですが、メンタルトレーニングだと思えば、まだ取り組みやすいのではないでしょうか。
にっこりしていると、いらいらした気持ちが収まるのも早くなります。
笑顔になっていると、表情筋から脳に刺激が伝わり、ポジティブな感情を生み出します。