執筆者:水口貴博

言葉遣いがうまくなる30のマナー

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「聞かせてもらう態度」があれば、言葉遣いは自然とよくなる。

「聞かせてもらう態度」があれば、言葉遣いは自然とよくなる。 | 言葉遣いがうまくなる30のマナー

人の話を聞くときには「聞かせてもらう態度」が大切です。

しっかり口を閉じて、腰を低くしながら、聞かせてもらいましょう。

相手は、あなたに話す価値があると思っているから、忙しい時間をやりくりして、話をしてくれます。

もし、価値さえなければ、話すこともないでしょう。

貴重な体力と時間を使って、わざわざ話をしてくれています。

ここで心がけたいのは、聞くときの態度です。

話を聞けるのは、ありがたいことです。

ありがたいことですから「聞く」ではなく「聞かせてもらう」という態度が大切です。

話が聞ける感謝があれば、顔色や表情がよくなり、自然と物腰も柔らかくなります。

言葉遣いまで、自然とよくなります。

だらだらいう小言が、丁寧なアドバイスに聞こえるようになります。

うるさい声が、気持ちを奮い立たせる声援に聞こえるようになります。

相手から教えを受けているような雰囲気になるため、ありがたい返事が、自然とできるようになります。

心がけを少し変えるだけで、話に対する感じ方が変わります。

「聞く」ではなく「聞かせてもらう」という態度が大切です。

今日、人と話をするときは、聞かせてもらう態度になりましょう。

いつもより、有意義な会話ができるに違いありません。

言葉遣いがうまくなるマナー(29)
  • 話を聞くときは「聞かせてもらう態度」を心がける。
ぼけっと口を開けたまま聞いているだけでは、耳から入った話が、口から抜けていく。

言葉遣いがうまくなる30のマナー

  1. メールの送信ボックスは、自分の言葉遣いを客観視できるところ。
  2. 初対面は、試験と同じ。
    うっかり名前を忘れると、0点になる。
  3. 発する言葉が美しければ、戻ってくる言葉も美しくなる。
  4. 嫌いな人の話題を、わざわざ自分から出す必要はない。
  5. 「考え方が間違っている」と言われたときの対処方法。
  6. 「No」より「No, Thank you.」。
  7. 会話はキャッチボールと同じ。
    投げるときより、受け止めるときが、気持ちいい。
  8. 努力を侮辱されたときに、言い返したい魔法の言葉。
  9. 口論の真の勝ち方とは、言い負かすことではない。
    相手から共感や同意を得ること。
  10. 人間関係は、出前と同じ。
    好かれるのは、せかす人より、気遣う人。
  11. 「ありがとうございます」という場面の多くは「いつもありがとうございます」とも言える。
  12. 「いつもありがとうございます」と言われたとき、どう返事をしていますか。
  13. 肯定の言葉ほど、強く言う。
    否定の言葉ほど、優しく言う。
  14. 誤解されたとき、慌てないことが大切。
  15. お礼を言う場面で「すみません」と謝っていませんか。
  16. 疑う言葉が口癖になっていると、人間関係で損をする。
  17. 命令のアドバイスは、嫌われる。
    提案のアドバイスが、愛される。
  18. 自慢話をたっぷり聞くと、人付き合いの運が向上する。
  19. 長話でも、相手をいらいらさせない工夫。
  20. 難しい話が登場したときのうまい返事の仕方。
  21. 興味をそそる前置きをすると、楽しく話を聞いてもらえるようになる。
  22. 1回目のお礼は、社交辞令。
    2回目からが、本当のお礼。
  23. 名前を紹介されたときの、ベストの返事。
  24. 会話で勝とうとする人は、相手から嫌がられる。
  25. 名前を聞かれたとき、名字だけで答えていませんか。
  26. 気の利いた言葉を考えないほうが、気の利いた言葉が出る。
  27. 故事・ことわざ・四字熟語を、会話に含めすぎない。
  28. 無意識のうちに「調子が悪い」という答え方をしていませんか。
  29. 「聞かせてもらう態度」があれば、言葉遣いは自然とよくなる。
  30. ぼけっと口を開けたまま聞いているだけでは、耳から入った話が、口から抜けていく。

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