友人から相談を受けることがあります。
相談をされると、自分なりにアドバイスをしようと思いますね。
何か気の利いたアドバイスをして、友人のために役立ちたいと思います。
自分なりに一生懸命に考えたアドバイスですから、きっと相手にとっても有意義な内容になることでしょう。
しかし、相手のためを思ったアドバイスも、言い方によっては台無しになることがあります。
よくないアドバイスの言い方は「命令」です。
「こうしなさい」「こうしたほうがいい」という命令口調のアドバイスは、嫌われます。
はっきり言ってくれるのはいいのですが、強い命令口調には、選択肢がありません。
一方的に、自分のアドバイスを相手に押し付ける様子は、ずうずうしく感じます。
気分を害して、嫌われることもあるでしょう。
では、どういうアドバイスがいいのでしょうか。
受け入れやすいアドバイスは「提案」です。
「こういうのはどうかな」「参考にしてね」という言い方が、受け入れられます。
最終的に受け入れるかどうかの決定権は、相手に持たせる言い方です。
提案をした言い方には、ずうずうしさがありません。
アドバイスが聞きやすくなり、受け入れやすくなります。
アドバイスをするときは、命令ではなく提案を意識してみましょう。
「アドバイスが上手だね」と言われるようになります。