執筆者:水口貴博

言葉遣いがうまくなる30のマナー

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名前を聞かれたとき、名字だけで答えていませんか。

名前を聞かれたとき、名字だけで答えていませんか。 | 言葉遣いがうまくなる30のマナー

私生活では、初対面の相手から名前を聞かれることがあります。

「初めまして。お名前を伺ってもよろしいですか」

名前を聞かれると、自分に興味を持たれていることがわかり、嬉しく思いますね。

さて、名前を聞かれたときどう答えるかです。

「水口と申します」という名字だけで答える人もいるのではないでしょうか。

一応返事はしているので、答えにはなっています。

しかし、何か物足りないと感じませんか。

最低限の答え方になっているのです。

名字しかわからず、肝心の名前がわかりません。

名字だけ答える様子から、相手は「あまり聞かれたくなかったのかな」と気遣うかもしれません。

名字だけという省略した様子から、すっきりしない印象を受けるでしょう。

せっかく相手が名前を聞いてくださったなら、名字だけでは物足りない。

フルネームで答えましょう。

「水口貴博と申します」

恥ずかしいと思う必要はありません。

名前を聞かれたときは、姓と名を含めたフルネームで答えるのが一番です。

ましてや相手が初対面なら、名前を覚えてもらうチャンスです。

相手が興味を持って名前を聞いてくれたときは、いつもよりしっかり覚えてくれるでしょう。

わざわざ名前を聞いてくれる様子から、相手は自分に興味を持っていることがわかり、嬉しくなります。

聞かれた側としても、きちんと答えるのが好印象です。

言葉遣いがうまくなるマナー(25)
  • 名前を聞かれたときは、名字だけなく、フルネームで答える。
気の利いた言葉を考えないほうが、気の利いた言葉が出る。

言葉遣いがうまくなる30のマナー

  1. メールの送信ボックスは、自分の言葉遣いを客観視できるところ。
  2. 初対面は、試験と同じ。
    うっかり名前を忘れると、0点になる。
  3. 発する言葉が美しければ、戻ってくる言葉も美しくなる。
  4. 嫌いな人の話題を、わざわざ自分から出す必要はない。
  5. 「考え方が間違っている」と言われたときの対処方法。
  6. 「No」より「No, Thank you.」。
  7. 会話はキャッチボールと同じ。
    投げるときより、受け止めるときが、気持ちいい。
  8. 努力を侮辱されたときに、言い返したい魔法の言葉。
  9. 口論の真の勝ち方とは、言い負かすことではない。
    相手から共感や同意を得ること。
  10. 人間関係は、出前と同じ。
    好かれるのは、せかす人より、気遣う人。
  11. 「ありがとうございます」という場面の多くは「いつもありがとうございます」とも言える。
  12. 「いつもありがとうございます」と言われたとき、どう返事をしていますか。
  13. 肯定の言葉ほど、強く言う。
    否定の言葉ほど、優しく言う。
  14. 誤解されたとき、慌てないことが大切。
  15. お礼を言う場面で「すみません」と謝っていませんか。
  16. 疑う言葉が口癖になっていると、人間関係で損をする。
  17. 命令のアドバイスは、嫌われる。
    提案のアドバイスが、愛される。
  18. 自慢話をたっぷり聞くと、人付き合いの運が向上する。
  19. 長話でも、相手をいらいらさせない工夫。
  20. 難しい話が登場したときのうまい返事の仕方。
  21. 興味をそそる前置きをすると、楽しく話を聞いてもらえるようになる。
  22. 1回目のお礼は、社交辞令。
    2回目からが、本当のお礼。
  23. 名前を紹介されたときの、ベストの返事。
  24. 会話で勝とうとする人は、相手から嫌がられる。
  25. 名前を聞かれたとき、名字だけで答えていませんか。
  26. 気の利いた言葉を考えないほうが、気の利いた言葉が出る。
  27. 故事・ことわざ・四字熟語を、会話に含めすぎない。
  28. 無意識のうちに「調子が悪い」という答え方をしていませんか。
  29. 「聞かせてもらう態度」があれば、言葉遣いは自然とよくなる。
  30. ぼけっと口を開けたまま聞いているだけでは、耳から入った話が、口から抜けていく。

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