別れを決意したとき、人に相談することがあります。
その人は「任せておけ」と言わんばかりに、いろいろなアドバイスをしてくれるでしょう。
このとき、人の意見を参考にするのはいいのですが、流されないようにしてください。
特に注意したいアドバイスが、2種類あります。
たとえば「別れ話をする場所はどこがいいか」という相談を持ちかけたとします。
このとき「デリケートな話だから、絶対2人きりで話し合うのがいい」というアドバイスをされたとしましょう。
同じようなアドバイスをする人がほかにもいると、多数決の考え方から、つい押されそうになります。
ましてや「絶対したほうがいい」という命令口調で強調されると、もはやそうしないといけない気がしてきます。
しかしここが注意です。
別れ話は、2人きりがいいとは限りません。
たとえば、相手が暴力を振るう性格の場合、2人きりで別れ話をするのは危険です。
相手が暴れ出したとき、助けを呼べなくなり、トラブルが大きく発展する可能性があります。
別れ話は状況によって、人前のほうがいい場合もあります。
人の意見に流されると、本質を見失いやすくなります。
多数決だから、正しいとは限らない。
命令口調だから、従わなければいけないわけでもない。
人からのアドバイスは、あくまで参考として聞きましょう。
多数決のアドバイスであれ、命令口調のアドバイスであれ、その意見を盲信しないこと。
カップルによって付き合い方が違えば、ふさわしい別れ方も違います。
あくまで別れ話をするのはあなたです。
自分の状況と照らし合わせたうえで、慎重にベストな方法を判断しましょう。