会う頻度と親しさは、比例しません。
よく会うからといって親しいとは限りません。
毎日会う友人だとしても、表面的な関係でしかないのはよくあることです。
卒業や引っ越しで離ればなれになると、あっさり縁が切れることが少なくありません。
「近くにいるから話をしている」という関係だからです。
「近くにいるから話をしている」という関係は、お互いが離れる状況になれば、すぐ関係が終わります。
職場に苦手な人がいても、仕事であれば、毎日顔を合わせる必要があります。
毎日会って話をする機会があっても、なかなか抵抗感が消えるものではなく、親しくなるのが難しいものです。
逆にあまり会わないからといって親しくないとも限りません。
親しい友人であれば、物理的に距離が離れていても、心はつながっています。
一緒に青春時代を過ごした腹心の友であれば、普段会うことがなくても、相手のことを思い出したり考えたりするでしょう。
年に1回しか会えなくても、久しぶりに会ったときは、どっと盛り上がるでしょう。
遠距離恋愛であれば、お互いが離ればなれでなかなか会えない状況であっても、交際関係は成立します。
愛は物理的距離を超越します。
遠く距離が離れていても、心はひとつです。
会う機会は少なくても、相手を思う気持ちがあれば、愛を深めていくことが可能です。
現代では、電話・メール・ビデオチャットなど、さまざまな通信手段が発達しています。
物理的に距離が離れていても、お互いに連絡を取り合うことが可能です。
コミュニケーションを取ったり仲を深めたりしていくことが可能です。
たとえ地球の裏側であっても、連絡を取り合うことができ、素晴らしい時代となりました。
大切なのは「心のつながり」です。
接触回数が少なくても、絆や信頼関係があればいいのです。
よく会うからといって親しいとは限りません。
あまり会わないからといって親しくないとも限りません。
会う頻度と関係の深さは、比例しないのです。