友人との会話がうまく噛み合わないため、悩むことがあります。
相手の話が、なぜか、面白いと感じない。
自分の話をしても、なぜか「つまらない」と笑われてしまう。
自分の話し方や性格に問題があるのではないかと、不安になります。
しかし、話が噛み合わないのは、誰のせいでもありません。
価値観が異なるだけです。
お互いに、好きなことや面白いと感じる部分が異なるだけです。
もちろん相手に合わせることも大切です。
社会に出ると、さまざまな人がいますから、相手の状況に合わせて会話をすることが大切です。
しかし、合わせられる能力を持ちつつも、すべてになってはいけません。
すべてを相手に合わせてしまうと、自分を見失うからです。
「合わせる状態」と「合っている状態」は、似て非なるものです。
無理をして合わせたところで「合わせている」という違和感は、残り続けます。
共感しきれない部分が残り、心から納得できないのです。
「合わないな」という実感があるのは、素晴らしいことです。
納得できていない自分に、きちんと気づいています。
そういうときには、本屋に出かけましょう。
数多くの作家の中から、自分と価値観の合う人を探すのです。
本屋には数多くの本がありますから、1人や2人、同じ考え方を持つ作家がいるはずです。
自分と同じ価値観の作家に出会えると、本を通して、友人になれます。
中には、自分よりレベルの高い考え方を学ぶこともできるでしょう。
本を読むと、勉強にもなります。
たくさんの考え方を吸収できます。
成長できる人は、もっと上を目指すべきです。
相手に合わせることができる能力を持ちつつも、心から価値観を共有できる存在も探すのです。