「気分屋」という言葉があります。
そのときの気分しだいで行動する人のことを言います。
世間一般では「気分屋」という言葉に対して、あまりよい印象がありません。
そのときどきの気分によって発言や行動が左右されるため、不安定な生き方になりやすいからです。
たしかに気分が不安定になりやすいと、計画も立てにくいでしょう。
周りの人に迷惑をかけることもあるかもしれません。
しかし、気分屋も、素晴らしい性格の1つです。
気分屋の素晴らしい点は、仕事と休憩のオン・オフが、しっかりできていることです。
気分が乗らないときには、やりませんが、気分が乗ったときには徹底します。
行動するのか、しないのかが、はっきりしているのです。
たとえば、気分が乗らないときには、やりません。
気が向かないときは、休憩の時間です。
無理にやろうとすると、精神的に苦しくなります。
その代わり、気分が乗ったときには、徹底します。
気分が乗っているため、気が済むまで徹底して、物事に当たることができるのです。
気が向かないときにサボった分の仕事を、一気に挽回することもできます。
短期で見ると不安定に思えますが、誤解です。
長期で見ると、実は安定しています。
オンとオフが、しっかりできています。
仕事と休憩の区別がはっきりしているため、ストレスもためにくくなります。
気分屋でいいではありませんか。
気分屋には、気分屋なりのよい面があるのです。