自分の不器用さに、情けなくなるときがあります。
料理で大根を千切りしようとしたとき、細かく切れずに、悔しい思いをします。
パソコンのタイピングも、打つのが遅かったり、打ち間違いが多かったりして、ため息が出ます。
自分の異常な不器用さに、悲観してしまうのです。
しかし、不器用であることは、自然なことです。
本当は、器用も不器用も、あってないようなものです。
最初から上手にできる人はいません。
最初からスムーズにできる人は、過去に何度か練習したことがあるため、器用であるように見えるだけです。
本来、誰もが最初は、不器用からスタートします。
練習を重ねることで、上達していくのです。
むしろ、最初から上手にできないほうがいいのです。
謙虚になり、基礎から丁寧に学ぶ姿勢が身につきます。
最も不器用な状態から始めれば、今後は上達する一方です。
少し練習をするだけで、上達がよく感じられるでしょう。
周りの人から「上手にできるようになったね」と、驚かれたり褒められたりします。
上達の違いがあるのは、練習を継続するかどうかです。
不器用のせいにして、すぐ諦めてしまえば、上達もありません。
不器用でも練習を継続すれば、時間はかかっても、必ず上達します。
不器用かどうかの問題ではありません。
練習を継続するかどうかの問題なのです。