「無口な人」と言えば、世間から悪い印象を持たれがちです。
口数が少ないと、何を考えているのかわからないと思われます。
もっと話をたくさんして、コミュニケーションを取るべきだと言われます。
もちろん挨拶や意思疎通など、最低限のコミュニケーションは大切です。
しかし、いくらコミュニケーションが大切とはいえ、たくさん話すほどいいわけではありません。
友人と長電話をした後、疲れを感じたことはありませんか。
話す動作は、口も喉も頭も使うため、エネルギーを使います。
また、話したことに満足して、行動が伴いにくい欠点もあります。
そこで必要になるのが、無口です。
人が深く考えている瞬間は、無口になるものです。
読書しているとき、人は無口になります。
一生懸命に勉強するときも、無口になります。
人生の悩みについて考えるときも、無口になります。
無口になるから、頭がよく働くようになります。
大事な場面では、やはり無口が必要になるのです。
無口である性格を、別に改める必要はありません。
生まれつき、深く考えやすい性格です。
言葉数は少ないですが、一言一言を慎重に選び、発言できるでしょう。
実は、頭の中でかなり複雑なことを考えられているはずです。
無口は、悩みではありません。
才能なのです。