人と話をする第1は、相手の話をよく聞くことです。
話をよく聞いて理解しないことには、コミュニケーションが成り立ちませんね。
話をよく理解できると、返事や相槌もうまくなるでしょう。
しかし、話の理解さえできれば十分かというと、そうではないのです。
話の理解ばかりに重点を置くと、どうなるでしょうか。
「話の内容がわかりました」「言いたいことが理解できました」で、終わりです。
会話が淡々と流れ、堅苦しいです。
悪くないけど、よくもない状態です。
何かが足りません。
大切なことが、抜けています。
「気持ちの理解」です。
コミュニケーションとは、話の理解だけでなく、気持ちの理解も大切です。
車の両輪のようなものです。
両方があって、初めて前に進みます。
「どういう気持ちだったのかな」と意識をしながら話を聞くと、共感しやすくなります。
「寂しかったね」
「大変だったね」
「怖かったね」
気持ちの理解を心がけると、気の利いた返事もしやすくなります。
「話の理解」と「気持ちの理解」の両方があって、初めて心地よいコミュニケーションが成り立つのです。
これからは、今まで足りなかった気持ちの理解に、意識を向けましょう。
たわいない共感の一言で、いいのです。
私たちは日常、気持ちを共有したいから、話をします。
楽しいときには一緒に笑い、悲しいときには一緒に悲しみましょう。
気持ちを共有できれば、一緒にいたいと思い、人間関係もよくなるのです。