世の中には「結婚をすれば幸せになれる」と、本気で信じ込んでいる人がいます。
たしかに結婚をすれば、幸せになれることもあるでしょう。
しかし、結婚するからといって、幸せになれるとは限りません。
むしろ結婚がゴールだと思い込んでいる人は、結婚してから気を抜いてしまい、怠けた生活が待っています。
結婚は、お互いが愛を育んできた1つの結果にすぎません。
1つのプロセスにすぎないのです。
結婚がゴールだと勘違いしている人がいます。
結婚をすれば、これで自分の幸せは保証されると思っています。
あらためて考えてみましょう。
結婚は「ゴール」ではなく「プロセス」であることに気づきましょう。
お互いが出会い、愛し合えればそれでいければ「愛の向上心」が止まってしまいます。
好きな人と最高にうまくいくためには「愛の向上心」を止めないことが大切です。
「もっと理解したい、もっと愛し合いたい、もっともっと……」という、向上心があるほうが、お互いに向上し合えます。
そんなとき愛を感じるのは結果ではなく、プロセスなのです。
結婚が愛の最終体系ではなく、お互いが愛し合った1つのプロセスであると気づけば、長く愛を感じていられるようになります。
結婚したとたんにだらだら生活になってしまうのは、結婚がゴールだと思い込んでしまっていた結果です。
マラソンではゴールした直後に選手たちが走るのをやめ、だらだら休み始めてしまいます。
ゴールを超えれば、もう頑張る必要がないからです。
それと同じようなことが結婚にも当てはまります。
結婚がゴールだと思い込んでいると、結婚したとたんにだらだらになります。
むしろ結婚する前のほうがまだ幸せだったというくらいです。
結婚してからだらだらになりたくないというなら、結婚をゴールにしないことです。
むしろ愛にゴールを設けてはいけません。
愛に終わりを設けるのではなく、いつまでも続くものにしたければ、ゴールはなくしまいましょう。
ずっと適度な緊張感を保ちながら一緒に歩んでいけます。
ペースはゆっくりでかまいません。
ずっと愛を感じていられる関係が保てるのです。