好きな人と最高にうまくいくコツは、あらためて考えると簡単なことです。
「ありのままの自分」を見せていくことです。
たとえ本当の自分とは違う自分を見せてうまくいっても、偽りの自分ですから、長続きしません。
恋愛系のテレビ番組では、よく好きな人に自分が今まで隠していたことをさらけ出してしまう「本音コーナー」があります。
「実は浮気をしていました。実は元不良でした。実はバツイチなんです」
今まで隠していたことを、思い切って好きな人に話します。
世の中には「結婚をすれば幸せになれる」と、本気で信じ込んでいる人がいます。
たしかに結婚をすれば、幸せになれることもあるでしょう。
しかし、結婚するからといって、幸せになれるとは限りません。
完璧な愛を目指そうと気合を入れてしまっていると、つい自分の価値観を相手に押し付けるようなことをしてしまいます。
自分のことを理解してほしいがゆえに、あれもこれも相手にわかってほしいのです。
しかし、実際、相手に取ってしてみれば、押し付けられているような感覚になっています。
私は否定的なことは言わない性格なのですが、大切な恋愛のマナーですから、これだけは守ってほしいことがあります。
「決め付ける」は、恋のご法度です。
決め付けるという行為は、必ず相手を不快にさせてしまいます。
愛とは、平坦な平野ではありません。
現実の愛は、山あり谷ありになっています。
うまくいくときもあれば、うまくいかないときもあります。
誰かを愛したいとき、最初愛しておく必要のある人がいます。
自分です。
自分をまず愛し、それから他人を愛していくというのが、正しい愛の順番です。
うまくいっているカップルほど、きちんとコミュニケーションが取れています。
というより、きちんとコミュニケーションを取っているから、うまくいっているのです。
好きな人とうまくやっていく基本は、コミュニケーションです。
多くの人が、自分の正直な感情を表すことに対して、弱気になっています。
はっきり相手に伝えたとき「侮辱や軽蔑されるかもしれない」という恐怖があるからです。
そのために、本当はどう思っているのかを表現できないでいます。
コミュニケーションは、お互いを理解するために欠かせない大切な要素です。
コミュニケーションだからとはいえ、具体的で重要なことを話す必要はありません。
小さくて、ささいなことでいいのです。
私はつい先日、アメリカの留学時代に知り合った女性と、東京で3年ぶりの再会を果たしました。
友人であるにもかかわらず、3年間、一度も会うことがありませんでした。
私が学生として学問に忙しく、彼女は社会人として仕事に忙しく、なかなか会う機会がありませんでした。
2人でずっと一緒にいると、初めは刺激的だったことがだんだん慣れます。
初めのどきどきはどこへ行ったのか、今はもう慣れてしまい「当たり前の毎日」になります。
いま一度、その「当たり前」の大切さに気づきましょう。
言葉は、驚くほどの影響力を持っています。
人の心を明るくさせたり、暗くさせたり、癒したり、いらいらさせたりと、聞く側にさまざまな感情をもたらす魔法です。
だからこそ、言葉遣いは気をつける必要があります。
相手の感情は、必ずしも言葉を通して伝わってくるとは限りません。
もしかしたら、言いたいことを言えないでいるのかもしれません。
もしかしたら、ただ、どう表現すればいいのかわからないでいるのかもしれません。
誰も、褒められると嬉しいものです。
褒められて嬉しくない人はいません。
自分のことを認めてくれるのは、誰でも喜びを感じます。
人生には、幸せになる法則というのがあります。
それは「自分がこうしてほしいと思うことを、相手にもしてあげる」ということです。
巡り巡って、いつかは自分に返ってくる法則があります。
好きな人と最高にうまくやっていきたいと思うなら、心がけてほしいことがあります。
「これまでの話」より「これからの話」をすることです。
一見、相手を理解するためには「これまでの話」のほうが大切であるかのように感じます。
大切なことは、どんなに忙しくても連絡を取り合うようにすることです。
連絡を取り合い、愛情を表現し、心を通わせることを忘れないようにしましょう。
ただでさえ忙しい現代社会ですから「忙しい毎日」というのは当然のことです。
頑固になりすぎず、たまには相手に譲ることも、好きな人とうまくやっていくための大切なコツです。
カップルが議論を始めると、お互いとも自分の言い分に固執しがちになります。
お互いが好きで、ほかの人たちより人一倍相手のことをわかっているだけに、余計に気持ちに火がつきます。
相手のことをポジティブに考えるということは、相手のことをよいふうに解釈することができるということです。
世の中には、否定的な考え方を持った人がいます。
そういう人には、事あるごとに「とりあえず悪いほうへ考える」という癖があります。
信頼は、人間関係において、大切なことです。
言うまでもないことですが、本当の愛は、信頼の上に成り立っています。
「相手から裏切られることはない」という安心感が、お互いの安定をもたらす土台になるのです。
自分が温かい目で見られたければ、あなたも相手を温かい目で見るようにすることです。
人間ですから、時には失敗をしてしまうこともあります。
しかし、そのときに怒るのではなく「自分も同じことになったかもしれない」と考えれば、相手を許せるようになります。
2人の間で何か未解決な問題があるとき、しこりとなって、心の中で尾を引いてしまうことになります。
不快だったのにはっきり言わなかったり、傷つけられたままになっていることや、トラブルの問題が未解決であったりなどです。
2人の間で語られないまま横たわっていると、精神的な結びつきに傷をつけてしまう結果となり、愛情にかげりが見え始めます。
誰でも「好き」と言われて、嬉しくない人はいません。
さらに「好き」だけでなく「愛の言葉」をもっと積極的に口に出して言うことで、気持ちがより伝わるようになります。
これは、付き合い始めたころに限らず、結婚してからも同じことが言えます。
愛は、出し惜しみすることのないようにしましょう。
好きな人との間で、愛を出し合うというのは、理想的な「愛し合っている姿」です。
愛を与えることで、あなたが何かを失うことはありません。
人前で、みっともない姿を見せるのは避けることです。
カップルとはいえ、喧嘩をすることもあります。
仲たがいをしていたからとはいえ、ほかの人と一緒にいるときに、それを蒸し返す必要はまったくありません。
現代の生活の中では、みんな自分のことだけに十分に忙しくなっています。
自分のことだけでも大変なのに、人のことまで面倒を見るというのは、さらに大変なことです。
その忙しいはずのあなたが、相手に対してできることはないかと考えるのは、重要なポイントです。
人間には「忘れる」という得意技があります。
勉強に限っては「忘れる」は敵となりますが、人間に備わっている以上、何か重要な役目があるから、存在しているのです。
その重要な役目の1つが「心の傷を癒してくれる」という作用なのです。
間違えないでほしいのは、パートナーの存在は、直接あなたの問題を解決してくれる人ではありません。
解決者ではなく、助言者や協力者と考えることです。
自分の個人的な問題を解決するのに、必要以上に相手に解決を迫らないようにしましょう。
願いは、一度願っただけでは成就しません。
実際に行動して、初めて願いが叶います。
「心の中で思うだけ」と「実際に行動する」とでは、天と地の差があります。