相手のことをポジティブに考えるということは、相手のことをよいふうに解釈することができるということです。
世の中には、否定的な考え方を持った人がいます。
そういう人には、事あるごとに「とりあえず悪いほうへ考える」という癖があります。
「どうせ私が悪いのよ」
「私はダメな人間だし、どうせ長くは続かないだろう」
「思っているみたいにいかないのが現実なんだ」
「自分は捨てられるんだ。遊ばれてるんだ。私は運が悪いんです」
こうした否定的な考え方を持っています。
これでは、良い人間関係を築くことが難しいのは当然です。
何かあれば、悪いほうへ考えるのではなく、よいほうへ考える癖を身につけましょう。
悪いことがあったから、悪いふうに考えるのではありません。
悪いことを考えるから、悪いことが起こってしまうのです。
よいことを考えていると、よいことが起こります。
よいことを考えていると、考え方が前向きになるからです。
考え方が前向きになっているとき、何が起こっても、よいほうに考えます。
何かが起こったとき、本人にとって嬉しいことか悲しいことかを決めるのは、考えがポジティブかネガティブかの違いです。
嫌なことがあっても、ネガティブに捉えるのではなく、ポジティブに捉えるのです。
「運が悪い」と思うのではなく「チャンスだ!」と考えてしまうのです。
デート当日の朝、外に出ると雨が降っていた。
そのときにあなたはネガティブに捉えるか、ポジティブに捉えるかです。
「雨が降っているから、デートは最悪に違いない」と考えるのか「雨が降っているから、相合い傘ができる」と喜ぶのかの違いです。
雨に、よいも悪いもありません。
ただあなたが雨に対して、ネガティブに捉えたか、ポジティブに捉えたか、それだけの違いなのです。
雨に限らず、すべての出来事に通じます。
運が悪いといっている人は、運の悪いことが起こります。
悪い方向へ考えているからです。
運がいいと考えている人は、運のいいことが起こります。
よい方向へ考えているからです。
好きな人との間で、トラブルが起こっているとしても、あなたが悪いふうに考えているだけです。
よいふうに考えれば、トラブルは「もっと仲良くなるチャンス」に変わるのです。