犬との散歩に変化をつけるのは「道」だけではありません。
歩くペースにも気を配ることが大切です。
犬の筋肉には、大きく分けて2種類あります。
「遅筋」と「速筋」です。
まず遅筋というのは、ゆっくり運動するときに使われる筋肉です。
主にのんびり散歩しているときに活用される筋肉であり、持久力があります。
一方、速筋というのは、素早く運動するときに使われる筋肉です。
全速力で走るときに使われる筋肉であり、あまり持久力はありません。
普段の散歩といえば、歩くのが大半になるでしょう。
犬の体全身を使っているようですが、ゆっくり歩く運動の場合「遅筋」は鍛えられても「速筋」はほとんど使われていません。
そのため、速筋も鍛えてやる必要があります。
速筋を鍛えるのは簡単です。
素早く走るような運動を取り入れればいい。
ゆっくりした散歩もいいですが、たまには犬と一緒に走ってみましょう。
人通りが少なくて十分に道幅が広いところにくれば、犬とかけっこ競争です。
リードを持ちながら走れば、犬の速筋を鍛えることができます。
遅筋と速筋の両方を鍛えることができ、本当の意味でのたくましい犬へと成長していくのです。