ぼける原因は、脳細胞の死滅です。
使っていない脳神経がさびたり壊れたりなど死滅することで、脳の正常な活動が失われ、生活に支障が出てしまいます。
では、肝心の犬のぼけ対策ですが、あなたならいつから始めますか。
往々にして、ぼけてからようやく始めようとする飼い主が多いようです。
犬にぼけの兆しが見え始めてからようやく重い腰を上げ、ぼけの対策をしようとします。
これはあまりよくありません。
ぼけが起こり始めたということは、すでに数多くの脳細胞が死滅し終わった後だからです。
ぼけてからの対策は、すでに手遅れになっている可能性があります。
一応、死んだ脳細胞が再びよみがえることは確認されていますが、まれなケースです。
死滅する前の脳細胞なら、刺激を与えて強化させることはできます。
しかし、完全に死滅しきった脳細胞を生き返らせるのは、よほどの強い刺激や頻度がないかぎり、難しいと考えていいでしょう。
しかも高齢になってからいつも以上に強い刺激を与えようとしても、肉体的に無理があり、現実として難しい面もあります。
本当のぼけ対策は、高齢になってから始めるのではありません。
生まれた瞬間から始めます。
若いときこそ、体も頭も丈夫です。
活性化させやすいですが、若いころから数多くの刺激を体験させ、たくさんの脳神経ネットワークを作ってあげます。
若いうちに脳を活性化させただけ、年を取ったときのぼけのリスクは低下します。
いつまでも健康で若々しさを保つことができるのです。