犬をしつけるときに一番必要とされるのは何でしょうか。
しつけ方でしょうか。
犬の種類や性格でしょうか。
犬の社会は、縦社会です。
リーダーの言うことを聞いて、行動します。
犬の種類によって性格や覚えの早さに差はありますが、飼い主が正しいしつけを根気よく続けていれば、必ずマナーはよくなります。
犬を飼い始める動機は何でもいいですが、まれに軽い動機で飼い始める人がいます。
「ペットショップに行ったとき、たまたま目が合ったから」
「友人から譲り受けて飼い始めるようになったから」
ペットを飼うときには、必ず苦労や悩みがつきものです。
「マーキングばかりして大変だ」
「無駄吠えばかりして、世話が焼ける」
「早くマナーを覚えてもらいたい」
「早くしつけを覚えてほしい」
おそらく、これはほとんどすべての飼い主に共通する願いでしょう。
毎日犬の散歩をしていると、ある日、ふとひらめくアイデアがあります。
自転車を使った犬の散歩です。
自転車を使えば、長距離の散歩も楽にできるだろうと考えます。
できればラッキーと思って、いきなり一番難しいことからしつけさせようとするのはよくありません。
いきなり難しいことをさせて最も心配になるのは、悪い印象を抱いてしまい、その行動を大嫌いになってしまうことです。
一度嫌いになると、普通にしつけをするより時間がかかります。
食生活の中には、犬に与えてはいけないものがわずかに含まれることがあります。
たとえば、チョコレートクッキーです。
クッキーに、犬に有害なわずかなチョコレートが含まれています。
犬は人の肌とは違い、豊富な毛並みがあるのが特徴です。
その毛並みがあるせいで、ダニはまさに繁殖の温床になっていることがあります。
ブラッシングは、毛並みをきれいに整えるだけではありません。
犬は人と違い、言葉でのコミュニケーションができません。
そのため、飼い主が褒めたり叱ったりなど、態度・声・表情などで伝えるしか方法はありません。
しかも犬の脳年齢は、人間でいう2歳児から3歳児くらいと言われます。
犬との生活を今後ずっと続けていくために「犬とどうやって暮らすか」という点ばかりに目を向けてしまいがちです。
「どうすればトイレを覚えるか」「どうすればうまくしつけられるか」など考えていることでしょう。
愛犬と長く付き合うときの大切な点の1つですが、そのほかに見落としやすい点があります。
私は学生時代、飼っている犬のために、毎日散歩に出かけていました。
散歩とはいえ、毎日、天気のいい日ばかりではありません。
天気が悪い日もあります。
犬にとって、1日の大きな楽しみの1つは、散歩です。
体を動かすのはストレス発散の時間にもなります。
飼い主と触れ合いができる大切な時間です。
犬がきちんと言うことを聞いたとき、ご褒美を与えることと思います。
ご褒美というくらいですから、やはり甘いお菓子を連想してしまいます。
チョコレート・アイスクリーム・キャラメル・ケーキ・クッキーなどです。
犬の勉強が不足している飼い主の場合、犬に与えていいものと悪いものを、きちんと勉強しない人がいます。
とりあえず適当に餌をやります。
「食べるなら食べられるのだろう。食べないなら食べられないのだろう」
散歩中に、犬が急に強い力で走り始めることがあります。
油断していると、うっかり手からリードが離れます。
飼い主が急いで犬を追いかけて、捕まえようとします。
去勢・避妊手術とは、動物から生殖能力を取り除くことをいいます。
オスなら、精巣を摘出して生殖機能を永久的に奪います。
メスの場合は、卵巣除去になりますから、おなかを割っての手術になります。
犬が意味もないのに、わんわんと吠える無駄吠えがあります。
「こら、静かにしなさい」
無駄吠えをやめさせるために、多くの飼い主は、犬をかまってやろうとすることでしょう。
「かわいいな」
「しぐさが愛くるしいなあ」
「いい毛並みだ」
「もっとペットから気に入られたい」
おそらくこれは多くの飼い主が抱いている代表的な願いではないでしょうか。
どの飼い主も、愛犬との仲を深めたいと思うのは当然ですね。
犬へのしつけを、難しく考えるといけません。
難しく考えると、思いどおりにいかないとき、すぐいらいらし始めてしまいます。
「こんなに一生懸命になっているのになぜ失敗するのかしら」
「やめなさい」
さて、今あなたはこの言葉を「心の中」でどう読みましたか。
「やめなさい」という言葉は、奥が深いです。
高校生のころ、テストでひどい点を取って、落ち込んで家に帰ったことがありました。
私は昔から、物事を大げさに考える傾向があります。
テストで悪い点を取っただけでしたが「人生は終わった。受験も失敗するのではないか」と思い、ひどく落ち込んでいました。
基本的に犬の無駄吠えには、1つの無駄もありません。
ただ意味もなく吠えるのは、犬も疲れます。
人間には無駄に思えても、犬は何か意味があって、わざわざ吠えています。
「クンクンクン」
夜中、犬がハウスの中で寂しそうに鳴いていることがあります。
クンクンという鳴き声は小さくても、静かな夜中であるだけに、大きく聞こえます。
一般的に愛犬へのしつけは、子犬のころほど、やりやすい傾向があります。
生後1カ月から3カ月の間は「社会化期」と言います。
もう少し幅を広げて、生後1年までを大きく「子犬」と考えればいいでしょう。
できることなら、愛犬へのしつけは子犬のときがいいのはたしかです。
若い時期は社会に早く適応しようとするため、あらゆる刺激を受け入れやすい状態になっています。
そのため若い時期にしつけたほうが、物事に慣れやすく、しつけも忘れにくいメリットがあります。
「食事の量は適量。にもかかわらず、なぜかうちの犬は日に日に太っていく」
そんな不思議な犬の成長過程に困惑する飼い主も、多いのではないでしょうか。
たくさん食べる一方、全然運動しなければ、太る理由は明らかです。
食事をおいしそうに食べていると、飼い主としても嬉しくなります。
犬が喜んで食べている姿につられ、食事の量が多くなり、気づけば太っていた。
そんなパターンになっている飼い主も多いのではないでしょうか。
私は以前、嬉しい気持ちと罪悪感が入り交じる、とあるジレンマに陥ったことがあります。
飼っている犬に、あれこれとしつけていたときのことです。
「トイレはここでしてくれればいいな」