夫婦関係には「素直さ」が必要です。
これは必須事項と言ってもいいでしょう。
友人までは適当な対応でもいいですが、夫婦には信頼関係の構築のために、素直さが欠かせません。
素直さがないと、相手を心から信用できなくなるからです。
冗談なのかふざけているのか何なのか、ときどきこういう素直さに欠けたコミュニケーションを取る人がいます。
こうしたコミュニケーションは、何か「しこり」のようなものが残ります。
素直さに欠けていると、相手が信じられなくなります。
「素直に言えばいいものを、なぜか遠回しの表現を使うのは、特別な理由があるのではないか」
そう考えると、いろいろと妄想が膨らんでしまいます。
「何か隠しているのではないか」
「何か裏があるのではないか」
「何かやましいことがあるのではないか」
疑いというのは実に厄介です。
一度、疑いが出ると、言葉のすべてが軽く聞こえてきます。
弁解の言葉さえ、冗談に聞こえてくる。
言っていることが、本気なのかどうかも区別がつきにくくなる。
どこまでいってもぬぐいきれません。
悪い妄想が働き始めると、暴走が始まります。
「まだその先に何かやましいことがあるのでは」と思い始めると、切りがありません。
パートナーの言葉も態度も信用できなくなり、疑心暗鬼になり、夫婦関係のバランスが悪くなってしまいます。
だからこそ、いま一度「素直さ」を大切にしましょう。
言葉も表現も、ストレートに素直に言うのが一番です。
言いたいことは素直に言う。
自分が感じたことを正直に言う。
自分が悪いときには、素直に謝る。
素直さは、もう一度夫婦仲を取り戻す基本なのです。