執筆者:水口貴博

受験生の時間とスケジュール管理術

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1日のスケジュール表は、リズムを正常化させる薬のような役割を果たす。

1日のスケジュール表は、リズムを正常化させる薬のような役割を果たす。 | 受験生の時間とスケジュール管理術

未来に何が起こるかなんてわかりません。

その場の状況に応じて臨機応変に対応する人がいます。

成り行きに任せて、人生を満喫したい人もいるでしょう。

しかし、いくら成り行きとはいえ、とりわけ受験勉強で「成り行き」はおすすめしません。

大学受験合格は、偶然に起こる出来事ではないからです。

あらかじめ計画をきちんと立てて、スケジュール通りに勉強を進める必要があります。

受験日がはっきりしているからには、それまでに合格できる学力へと仕上げる必要があります。

適当な時間割ではうまくいきません。

あらかじめ決めておきます。

白紙の紙を出しましょう。

A4サイズの紙でも、ノートでも、手帳でも結構です。

その白紙の真ん中に横線を引っ張った後、24の短い縦線を引き、区切りを入れましょう。

その24の区切りは、24時間を意味します。

24にわかれた区切りに、いつ何をするべきかの基本スケジュールを書き込みましょう。

厳密である必要はなく、おおよそで結構です。

  • 23時から7時まで睡眠
  • 8時から14時まで学校で勉強
  • 16時から19時まで塾
  • 20時から21時までは自由時間
  • 21時から22時まではバスタイム

このように「いつ何をするのか」という大まかな予定を書き込んでみましょう。

書いた紙は、いつも目につく場所に貼ってください。

自分の部屋の壁でもいいです。

手帳に挟んでもOKです。

1日の中で、自分は今何をするべきタイミングかを、スケジュール表を見ながらチェックしていきます。

リズムが、ぶれないようにするためです。

気分に任せてのんびりだらだらするのは、合格した後では問題ありません。

しかし、せめて合格する日までは、きちんとした時間管理で戦略的に勉強を進める必要があります。

その時間管理も必要です。

もし、自分の生活リズムが変更すれば、その都度スケジュール表も修正を加えて最適になるように心がけます。

完成すれば、スケジュールを見て、自分の行動を確認しましょう。

「自由時間が長すぎないか」

「勉強をするべき時間にテレビを見ていないか」

「いつもより夜更かしをしていないか」

ほうっておけばだらしなくなるのが人間です。

そんな自分に気づくために、このスケジュール表は大いに役立つはずです。

そのスケジュール表は、あなたのリズムを正常化させる薬のような役割を果たすに違いありません。

受験生の時間とスケジュール管理術(2)
  • 1日のスケジュール表を作る。
1週間のリズムに従って、勉強計画を立てる。

受験生の時間とスケジュール管理術

  1. あらゆる時間管理術は、変えようのないリズムに合わせることから始まる。
  2. 1日のスケジュール表は、リズムを正常化させる薬のような役割を果たす。
  3. 1週間のリズムに従って、勉強計画を立てる。
  4. 勉強時間をあらかじめ宣言しておけば、勉強の邪魔をさせることもない。
  5. 今の自分は、人生を左右する大事な時期にいることを自覚する。
  6. 調子が出ないときは、調子が出るような勉強から始めればいい。
  7. どんなに調子が出なくても、睡眠時間だけは削ってはいけない。
  8. 「勉強から逃げるために休む」のと「勉強するために休む」とでは大違い。
  9. 1枚ずつめくるカレンダーより、1枚にまとまったカレンダーがおすすめ。
  10. 秒針のあるアナログ時計のメリットとデメリット。
  11. 明るい部屋で勉強するとき、必ず部屋は明るくする。
  12. 受験勉強は、自己管理能力を問う試験でもある。
  13. 勉強時間の配分は、出題率の高さに応じて調整する。
  14. 急にやる気が出れば、すぐ勉強したほうがいい。
  15. 「早寝・早起き」は嘘。
    「早起き・早寝」の順が正解だった!
  16. 勉強する時間くらいは、机の上に勉強以外の物を置かない。
  17. 日中の疲れや眠気は、短い仮眠で乗り切れ!
  18. 帰宅後の勉強は、夕食後ではなく、夕食前にするほうがいい。
  19. 親からの小言に、集中力を乱される。
  20. 朝に弱い人でも、熱いシャワーを浴びれば眠気が取れる。
  21. 眠気・疲れ・惰性は、熱いシャワーで取り払う。
  22. 学力に差ができるのは、重い腰を上げる早さ。
  23. 根性で勉強をしようとすると、失敗する。
  24. 気温は、勉強へのやる気に強く影響を及ぼす。
  25. ささいなアイテムで、勉強の能率は劇的に向上する。
  26. 勉強の準備時間を、効率よくカットできる手段を考える。
  27. 家族旅行と勉強を絡めれば、思い出も勉強もうまくいく。
  28. リフレッシュの時間くらいは、勉強のことを完全に忘れたほうがいい。
  29. 眠れない夜は、参考書を睡眠薬の代わりにすればいい。
  30. 時間はあると思えばある。
    ないと思えばない。

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