小学生のころ、視力は両目とも1.5ありました。
中学のころも視力を維持し続けていましたが、最初に変化があったのは、高校1年の冬ごろからでした。
本腰を入れて受験勉強をするようになってから、視力が急激に低下しました。
これまで両目1.5あった視力がみるみるうちに低下していきました。
高校卒業後には、最終的に両目0.1くらいまで落ちてしまいました。
ほんの数年間という短い間に大きな変化があり、ショックを受けたことを覚えています。
周りの景色がぼやけていくのはとても悲しいことでした。
視力低下を経験して、わかったことがあります。
視力は維持しているうちはいいですが、一度落ち始めるとどんどん落ち始めます。
理由は単純です。
目が疲れ、疲れたから目を酷使し、酷使したからさらに視力が落ちる、という悪循環に陥るからです。
では、最初に視力が落ち始めるきっかけはなんだったのか。
当時の原因を振り返ると、さまざまな思いが浮かびます。
もちろん受験勉強で、普段より目を酷使することも原因の1つでした。
特に大きな原因の1つになったのではないかと思うのは「部屋の明るさ」でした。
当時、暗い部屋で勉強していました。
勉強するのは夜が中心である上、暗いとなんとなく気分が落ち着くという理由でした。
これがよくなかった。
部屋が暗いと勉強の質が低下します。
部屋が暗いと、ぼんやり見える教科書の文字を「見よう! 見よう!」と目に余分な力を入れます。
長時間のため、目が疲れやすくなっていたのでした。
疲れた結果、ピントの調整がうまくいかなくなり、視力が落ちてしまう。
落ちてしまうとさらに目を酷使してしまい、また視力が落ちる、という悪循環でした。
視力が低下して悪くなれば、体も疲れやすくなりました。
視力の低下だけでなく、肩こり、頭痛などを引き起こし、勉強の継続に支障を来していました。
社会人になって23歳のころ、レーシックという視力回復手術を受けました。
手術はほんの10分。
その結果、両目が1.5に回復しました。
それからというもの、今では必ず部屋を明るくしてから勉強や仕事などをするようになりました。
私は本を書くときも、夜ではなく朝や日中にしていますが、視力を守るためというのが理由の1つです。
同じ失敗をもう二度と繰り返したくないからです。
いまだに暗い部屋で仕事や勉強をしていると不安があります。
部屋を明るくするか否かは、それくらい重要だと言うことです。
部屋が暗くても見えると言えば見えるし、わざわざ電気をつけるのが面倒という人もいるかもしれません。
ささいなことかもしれませんが、部屋は必ず明るくしておきましょう。
視力だけでなく、疲れやすさにも大きく影響を及ぼします。