社会人は、初対面の際、名刺交換は欠かせません。
自分のことを紹介するために、名刺を使って自己紹介をします。
しかし、初めての相手は、顔と名前を同時に覚えることが難しいです。
1人と挨拶をするときには、まだいいでしょう。
しかし、社会では、一度に5人以上と挨拶することも珍しくありません。
5人以上も同時に挨拶をすると、後からどの顔の人が、どの名前かわからなくなります。
顔は出てきても名前がわからなかったり、名前を知っていても顔が一致しなかったりします。
こんなとき、一発で顔と名前を覚えるいいアイデアがあります。
名前と顔をイメージとして、強烈に結びつける工夫をすればいい。
たとえば、石田さんという人と会ったとします。
「顔の大きい人だな」という第一印象だったとします。
顔が大きいので石頭のようであり、その「石頭」に「石田さん」という名前を結びつけます。
顔が大きな石でできている石田さんを想像すると、愉快で面白いため、すぐ覚えられます。
花田さんという名前の人がいたとします。
花田さんの第一印象は「たれ目で優しい顔をしているなあ」と思ったとします。
その第一印象を使って、あなたが勝手に面白いイメージを作ります。
その優しい顔をした花田さんは、実は花が大好きで、たれ目で優しい顔をしながら花畑で遊び回っている姿を想像します。
顔と名前が一致して、すぐ覚えます。
花畑で遊び回っているという異常な光景が、余計に印象強く残ります。
金子さんという、真面目な顔が第一印象の男性と出会ったとします。
真面目な顔なので、お金の計算をしている金子さんを、勝手に想像します。
このようにすれば、顔と名前が一致して、すぐ覚えられます。
自分なりの想像でかまいませんから、一致させるように工夫します。
完全に想像の世界ですが、名前と顔とを一致させる工夫をすれば、人を覚えるのが楽しくなるでしょう。