あなたは「あくび」にどのような印象を持ちますか。
授業中にあくびをしていると、生徒がだらだらしている印象が一般的です。
そばで見ていると、生徒が真面目に授業を聞いていないように見えます。
しかし、考えてみましょう。
あなたもあくびをしたことがあるなら、気持ちがわかるのではないでしょうか。
授業がつまらなくて仕方ないから、自然とあくびが出てしまいます。
本当に悪いのは、生徒ではなく、先生です。
生徒は、自分がそうしたくて、わざとあくびをしているわけではありません。
あくびは、生理的欲求です。
意識をしなくても、自然と出てしまいます。
無理やりあくびを我慢することもできますが、そもそも自然に出てしまいますから仕方ありません。
刺激が乏しく、面白くない授業をしているから、生徒は自然とあくびをしてしまいます。
しかし、授業の内容や進め方は、先生の教え方しだいで、いかようにも変えることができます。
先生の授業しだいで、つまらない内容にもなりますし、面白い内容にもなります。
先生があくびをしている生徒を見て怒鳴るのは、そもそもおかしいです。
先生が自分で自分に「君の授業はつまらないぞ! コラ!」と自責しなければなりません。
逆説的かもしれませんが、本当に悪いのは、あくびをしている生徒ではなく、つまらない授業をしている先生です。
そういう先生ほど、授業内容が物足りません。
淡々と教科書を読んで、黒板に書いて、説明をして終わり……という定型です。
あなたが学生なら、学校で先生を選ぶわけにはいきません。
もし、習い事や予備校などで先生を選べる形式なら「あくびが出ない授業をする先生」を選ぶといいでしょう。
それは刺激的であり、面白い内容である証拠です。
あくびの本当の原因は、生徒ではなく、先生だったのです。