勉強をしていてわからないところができたとき、あなたならどうしますか。
わからないところがわかるまで、徹底的に調べますか。
たしかにそうすれば、1つずつ確実に理解しながら進むことができるでしょう。
しかし、理解できないところが出てきたときには、それ以上、先に進めなくなります。
完璧主義は、思わぬところで壁に当たってしまいます。
では、賢い人はどうするのかというと、わからないところがあっても、気にせず、まず進みます。
小さく区切った範囲の全体に、まず目を通します。
わからないところはほうっておいて進んでいくと、後から読み直したときに、不思議な現象が起こります。
わからなかったところが、なぜか、わかるようになります。
そういう現象は、珍しくありません。
理解できないのは、視野が狭く、部分的なところしか見ていないからです。
幅広い前後の流れを読み取ることで、部分的に理解できなかった知識が補完されて、理解できるようになるのです。