どんな夢でもそうですが、ある程度上達すれば、社会や人のために役立てられないか考えるようにしましょう。
もちろん初めは、自分が楽しむことが大切です。
しかし、上達もある域まで達すれば、積極的に人に喜んでもらえるように、工夫してみましょう。
「人のために考える余裕なんてない」
「自分のことで精いっぱい」
「まだ自分の実力はそれほど大げさなものではない」
そう思う人は早合点です。
他人のために努力することで、自分が報われます。
それはなぜでしょうか。
人のために役立てるための理由は、2つあります。
まず1つ目の理由は「モチベーションを上げるため」です。
人のために役立てれば、感謝され、喜ばれます。
自分と他人とが同時にハッピーになれます。
人に喜んでもらうと、不思議なことにもっとやる気が湧き起こり、一生懸命になろうと思います。
せっかく喜んでもらえたのですから、もっと素晴らしいことをしたい、素晴らしいものを作りたいと思うようになります。
モチベーションアップのためにも、人の役に立てられるように工夫することが大切です。
2つ目の理由は「さらに向上させるため」です。
さらなる上達のためには「人のために役立つ」という視点がポイントです。
他人の目を意識することで「客観的」になれるからです。
自分ばかり楽しんでいるのは、いわば、主観的な状態です。
夢を追いかける初期のころは「主観的」でもいいでしょう。
しかし、いつまでもその状態では、視野や考え方が狭いままで、上達・向上の限界に達します。
そこで、ある程度レベルが高くなれば、次のステップとして「客観的」という目を作ります。
他人という別の視点を意識すると、今まで見えなかったことが見えるようになります。
人のために役立つように意識をすると「客観的」になり、さらに品質の向上の余地が生まれます。
これはステップアップです。
自己をさらに高いレベルに上げるためには「人のために」という意識が不可欠なのです。