不幸だと思っているほとんどは、勘違いから生まれます。
恨みや憎しみや痛みが伴っているので、つらくて不幸な出来事だと思っているだけです。
起こった出来事の奥まで探れば、むしろ貴重な体験・経験・宝であることに気づきます。
不幸な出来事ほど、幸せな出来事の原石になります。
私は3回火事の経験があります。
浪人をしたり、友人に裏切られたり、泥棒に入られたり、詐欺に遭ってお金を騙し取られたりなどの経験もあります。
また幼いころは親から厳しいしつけのため、ひどく殴られたりもしました。
そういう過去を憎んだこともあります。
しかし、時が経てば、そういうことはあってよかったなと思います。
おかしな話ですが、つらい経験であればあるほど貴重な体験だと感じるようになります。
実際に火事に遭ってみれば、どんな避難訓練より、良い体験になります。
泥棒に入られ実際に被害に遭うことで、泥棒を防ぐための対策を真剣に考えるようになりました。
親からの厳しいしつけも、実は子に対する愛情表現だったことに気づきます。
恨んでいた経験は、その奥にある宝に気づきましょう。
表面しか見ていないから、不幸だと感じています。
恨んでいる出来事を、あらためて振り返ると、不幸だと思う出来事ほど幸せの原石であることに気づくはずです。
原石を生かすかどうかはあなたしだいです。
磨く努力をすれば、ダイヤモンドのように輝きます。