「プラス思考になろう」と考える人は、マイナス思考の人が考えることです。
本当にプラス思考なら、すでになっていますから「プラス思考になろう」とは考えないからです。
「プラス思考になろう」と考えるのは、今マイナス思考だから、考えようとします。
「なろう! なろう!」と意識するのは「なっていない」という証拠です。
これまでの成功哲学では「前向きになろう」「プラス思考になろう」という教えでした。
それは言われなくてもわかっています。
わかっているけどできないから、私たちは悩んでいます。
では、真のプラス思考になるためにはどうすればいいのでしょうか。
プラス思考になろうと意識する必要はありません。
本来、プラス思考は「自分を生かしきる」という正しい夢を追いかけていれば、自然とプラス思考になってしまいます。
そうとしか考えられなくなります。
自分を生かすことそのものがすでにプラスであり、自然とプラス思考が身につくからです。
私は、病気をしても、けがをしても、喧嘩をしても、プラスに考えます。
考えようとしなくても、自分を生かして文章を書くという夢を持っているとき、すべての出来事は、貴重な体験になるからです。
けがをしても「文章を書くためのネタができた!」と、喜んでしまいます。
前向きに考えます。
失恋、失業、失敗は、すべて怖くなくなります。
「何でもどんと来い!」というプラス思考に自然となってしまいます。
プラス思考は考えません。
ただひたすら、天から授かったこの肉体を、すべて生かしたいという夢を意識していればいいのです。