サンタクロースといえば、クリスマスの前夜にプレゼントを運んでくれる伝説上の老人です。
赤い服に白いひげのおじいさんが、大きな袋を持って、トナカイが引くソリに乗ってやってくるシーンが印象的ですね。
しかし、伝説上の人物ですから、現実の世界に実在するわけではありません。
にもかかわらず、私たちは子どものころサンタクロースに欲しいものを願えば、なぜか欲しいものが手に入ったはずです。
実在しないはずなのに、願えば手に入るのは不思議ですね。
なぜでしょうか。
「欲しいものを口にしたから」です。
サンタクロースを装った父や母が、あなたが口にしたほしいものを聞いて、サンタクロースの代わりに枕元に置いてくれます。
もし、欲しい物を口にしなければ、親はあなたが何を欲しがっているのかわかりません。
プレゼントをもらったとしても、思っていたものとは違う物を贈ることでしょう。
願いをはっきり口にすることは、重要だということです。
これは、サンタクロースの話だけでなく、夢を叶える力においても同じです。
叶えたい夢は、口に出すことで実現しやすくなります。
「これが夢。これがしたい」と口にすることで、周りの人たちは、あなたが欲することを知り、手助けしてくれるようになります。
口に出して言えば言うほど、夢は実現に向かいます。
中には「そんな夢、叶うわけがないよ」という批判的な言葉を投げる人もいることでしょう。
夢の実現を否定する人もいますから、口に出すリスクは、あると言えばあります。
しかし、実際にあなたがしていることを邪魔するわけではありません。
マイナス要因とはいえ、微々たるものです。
口に出すことは、マイナス要因よりプラス要因のほうが大きいので、どんどん口にしましょう。
堂々と胸を張って、口にするのがコツです。
とにかく口に出さないとかなわないのは、サンタクロースと同じなのです。