上司から食事をおごってもらった際には、お礼は欠かせません。
しかし、お礼を1回だけで済ませていませんか。
「1回で何が悪い!」と言う人もいるでしょう。
1回では普通です。
3回は言わなければなりません。
ほかの人よりマナーのある人だと印象強く持ってもらうためには、お礼を言う回数をほかの人より多くすることがポイントです。
まず1回目のお礼は、会計の際です。
「今日は俺のおごりだからいいよ」
上司が気前よく話しかけてくれれば、まず1回目のお礼を言います。
「本当によろしいですか。ありがとうございます」
上司も立場というものがありますから、素直に受け止め感謝するのがスマートです。
ときどき「いいえ、結構です」と謙遜する人がいますが、上司は地位を示したい気持ちがありますから、反発は逆効果です。
2回目のお礼は、別れ際です。
「今日はごちそうさまでした」と別れ際にお礼を言うと、お互いに気持ちのいい締めくくりができます。
3回目のお礼は、翌日、出社した際です。
「おはようございます。昨日はごちそうさまでした」
お礼を挨拶として言えば、さらに上司は機嫌よくしてくれます。
お互いに気持ちのよい朝をスタートさせることができます。
この3回で十分です。
あるマナー本には「おごってもらったときには5回はお礼を言う」ということが書かれていることがあります。
自分が上司になってよくわかるのですが、あまり何度もしつこくお礼を言われるのも、くどいと感じます。
3回以上同じことを繰り返されると、たとえお礼でも「またか」と思い始めます。
回数がただ多ければいいわけではなく、適度さも考慮に入れておくことが大切です。
適度な回数として、3回までにとどめておきましょう。