学生のころは、自分の好みに合わせて、好き勝手に服を着ていました。
多少やんちゃな服を着て視線を感じても、文句は言われません。
ちょっと派手な髪型、化粧、服装、靴を身につけても「すごい格好をしているね」で終わります。
ビジネススーツには、さまざまな種類があります。
スーツは基本的にどれも落ち着いた色や形をしているので、自分の好みで選んで大丈夫です。
しかし、選んではいけないものがあるので気をつけましょう。
夏場にもなれば、外回りをする営業マンは、暑さとの戦いになります。
突き刺すような日差しの中を外回りするだけでも大変です。
そのうえ、歩いて体を動かしていると、汗は止まらず、滝のように流れます。
出社の際、荷物を入れるのは、カバンですか。
それともリュックサックですか。
人によって、好みがわかれるところですね。
身だしなみとは目に見えるものだけを言うのではありません。
においも、目には見えませんが、大切なポイントの1つです。
これからお客さまのところへ訪問するというときに、においが残るようなことは避けるようにしましょう。
女性がまず気をつけたいのは、香水です。
私が会社でエレベーターに乗ったときのことです。
たまたま隣に居合わせた女性が強い香水をしていたので、息がしづらく呼吸困難になったことがあります。
私の職場に、花粉症を患っている人がいます。
花粉症の季節には特に厳しいらしく、1日中くしゃみをしています。
しかし、花粉症の季節を過ぎても、まだくしゃみをしています。
女性だけでなく、男性も注意したい身だしなみは、露出の多い身だしなみです。
ラフな服装が許される職場でも、露出が多いと仕事に支障が出てしまいます。
プライベートでは露出の多い服を着ていても、周りの社員の集中力を奪いやすいため、職場では避けるべきです。
「あの人は、なんとなく清潔感がある」
あなたの職場には、そう言われている人はいませんか。
そう言われる人には、おそらく「食後に歯磨きをする習慣」があるのではないでしょうか。
クリーニング代節約のために、ワイシャツを自分で洗濯する人がいます。
もちろんそれはかまいません。
節約のために、自分の努力と知恵を振り絞っている人は素晴らしい。
しわのあるシャツを着ていると、職場では大変目立ちます。
しわをなくすためには、洗濯をした後にアイロンをかければ済むことです。
しかし、私も一人暮らしをしているのでよくわかるのですが、アイロンは本当に面倒なのです。
ネクタイを締めているだけでは、不十分です。
左右にぶらぶらして、不安定です。
いつの間にか傾いています。
大切な身だしなみは、職場だけの話ではありません。
仕事が終わり、帰宅してからも、大切なポイントがあります。
あなたは脱いだ上着を、どうしているでしょうか。
職場によっては「服装は自由」というところがあります。
着る服に対して寛容であり、仕事をきちんとこなすことができればOKとしている職場も、たしかにあります。
しかし、勘違いをしていけないことは「服装自由」だからとはいえ、何でもいいわけではないのです。
基本的に、仕事が終わった終業後は個人の自由です。
寄り道をせずに自宅に帰ってもいいし、友人と飲みに行ってもかまいません。
見たい映画を見に行っても、ディナーでおいしい食事をしに行くのもいいでしょう。
私が仕事をしているとき、社員全員に向けて、ある女性社員からの1通のメールが来ました。
どんな内容なのかというと「注意に関する内容」でした。
「最近、ドアを開けようとドアノブを触ったときに、濡れていることが多いです。不快な気分になります」
小学生や中学生のころは、白い靴下をよくはいていました。
その名残が残っているのか、仕事中にも白い靴下を履いている人がいるのです。
また靴下まで気が回っていないのか、茶色や黄色の靴下を履いている人も見かけます。
清潔感のある人は、仕事ができる証拠と言っても過言ではありません。
私は人を見るときに「この人は仕事ができるだろうか」という判断を「清潔感」から確認します。
仕事の出来と清潔感は、大いに関係しているからです。
鏡を見れば、顔が見え、髪型が見え、服装が一目でわかります。
見えるので、身だしなみも整えやすいところです。
少し努力をすれば、すぐ解決します。
女性にとって仕事では「地味なメイク」が基本です。
派手なメイクは、遊び心が感じられるので、ビジネスには不要です。
しかし、こういうことを言うと「じゃあ、ノーメイクがいいんだね」という人がいます。
「おしゃれ」と「清潔感」は紙一重です。
仕事ではおしゃれは不要ですが、清潔感は必要です。
ときどき、この両方が当てはまり、選択に迷うことがあります。
悪い身だしなみは、指摘をすればいいことです。
職場でお互いに指摘し合い、素直に改善すれば、さほど身だしなみで大きな問題になることはありません。
なにより大きな問題になるような身だしなみは、すぐ上司が指摘をしてきます。
男性にも女性にも共通することですが、身だしなみにおいて、ボディーラインを強調する服装は注意が必要です。
男性には不格好になるのはいうまでもありませんが、特に問題なのは女性です。
ボディーラインを強調した服装は、一見、問題ないように思えます。
私は会社に「予備」をたくさん置いています。
予備のワイシャツ、予備のネクタイ、予備のハンカチです。
なぜそんなことをしているのかというと、もうおわかりですね。
シュシュ!
自分の汗がにおい始めたら、消臭スプレーを使用するのがマナーです。
自分はよくても、隣に座っている人には迷惑をかけてしまうものです。
女性は当然のようにしている眉のケアも、男性の中には身だしなみの一環として、取り組んでいる人がいます。
たしかに身だしなみとして悪くはありません。
ぼさぼさに伸びたままの眉よりは、きれいに整った眉のほうが、知的な印象も与えることができます。
平日日勤帯に仕事をする場合には、もちろんスーツです。
しかし、仕事をしていると、私服が許される状況があります。
たとえば、夜勤の場合です。
公共の場で堂々とお化粧をしている女性を、ときおり見かけることがあります。
お化粧をするのは悪くはないのですが、問題なのは「場所」です。
たくさんの人がいる公共の場でするお化粧は「大道芸」さながらです。
社内で、はやりものを持ち込む人がいます。
はやっている旅行雑誌、はやっている音楽CD、はやっている飲み物、はやっている映画のDVD。
もちろん仕事中はいけませんが、お昼休みにちょっと楽しむくらいならいいでしょう。
ファッションは、人の個性によって変わるものです。
明るい色が似合う人もいれば、落ち着いた色のほうが似合う人もいます。
顔形、体系、キャラクターなど、さまざまな要因が関係をしています。