公開日:2012年7月30日
執筆者:水口貴博

感じのいい電話対応の30のマナー

  • 携帯電話が登場して、
    待ち合わせにずぼらな人間が増えた。
感じのいい電話対応の30のマナー

携帯電話が登場して、待ち合わせにずぼらな人間が増えた。

21世紀に入ってから、携帯電話が一般に普及し始めました。
携帯電話は、固定電話とは違い、移動しながら連絡を取り合えます。
便利であり、当時は画期的でした。

「もしもし」の最初の一声を、ワントーン上げるだけで、会話は弾む。

電話をかけたとき「もしもし」から始まります。
電話をかけたときや、かかってきたとき、最初に口にする言葉です。
「これから会話を始めますよ」という合言葉です。

名前がわかっていても、名乗る。

電話をかけたとき、名前を名乗らずに、会話を始めていませんか。
よくありがちなのは、親しい友人との会話です。
電話のディスプレイに名前が表示されていれば、前もって誰からの電話なのかわかります。

電話で会話を始める前は、相手の都合をうかがうのがマナー。

突然電話をしたとき、どのようなフレーズから会話を始めていますか。
たとえ相手が電話に出たとはいえ「都合がいいのだろう」と思うのはよくありません。
電話に出ることはできても、都合の悪い状況かもしれません。

電話の相槌あいづちは、強調するくらいで、ちょうどいい。

電話で会話中「きちんと話を聞いているのかな」と、不安になったことはありませんか。
会って話をするときは、相槌を打ちます。
表情やうなずきのある相槌があれば、きちんと理解していることがわかります。

見えなくても、相槌あいづちの動きはしたほうがいい。

会って話をするときは、相槌として、首を上下にふります。
うなずきです。
一方、電話で話をするときは、どんなに首を上下に振っても、相手には見えません。

電話で意味ありげな態度を取っても、相手には伝わらない。

会って会話をするとき、意味ありげな態度は、相手の様子からなんとなくわかるものです。
恥ずかしがり屋なら、顔を赤らめている様子が、見てわかります。
勇気がなくて言えなければ、もじもじした様子が、見てわかります。

折り入って話をするときには、事前に短いメールで確認する。

電話で、折り入って話をしたいときがあります。
大きなお願いや、悩みの相談などです。
いきなり電話して折り入って話をしても、相手の反応は鈍くなるでしょう。

何かをしながらする電話は、必ず相手にばれる。

電話中、電話の向こうから、怪しげな音が聞こえてくることがあります。
「もぞもぞ」や「こんこん」という音です。
察するに、どうやら相手は、何かをしながら電話しているようです。

料理中と運転中の電話は、とにかくやめる。

電話をかけたとき「今、大丈夫ですか」と、最初に聞くのがマナーです。
相手は取り込み中かもしれないため、都合を尋ねます。
相手が「大丈夫」と答えれば、話ができます。

「後で折り返します」という言い方は、悩まされる。

電話で話をしている最中、別の電話がかかってくることがあります。
いわゆる、割り込み電話です。
「ほかの電話がかかってきたようなので、後で折り返します」と言い、いったん電話を切ることがあります。

人といるときに電話をするなら、一度許可を得ることが大切。

人と会っているとき、電話しなければいけない用件を、ふと思い出すことがあります。
「あっ、電話するのをすっかり忘れていた」という状況です。
後から電話しようと思いますが、そうもいきません。

酔った勢いでする電話は、失敗する。

酔った勢いで、友人に電話をした経験はありませんか。
酔っているときは、理性と感情のコントロールが失われている瞬間です。
いつもは電話しにくい相手でも、酔っているときには電話しやすく感じます。

急に電話が切れたとき、自分が悪くなくても謝ったほうが、スマート。

携帯電話で会話中、電波が悪いため、急に切れることがあります。
特に、建物の中や地下にいるときは、切れやすいです。
このとき、よくありがちな会話の流れがあります。

電話を間違えてかけてしまったとき、どう対応していますか。

人なら誰でも、一度は電話番号を間違って、電話する経験があります。
悪気はありません。
単に、電話番号を違えてしまい、知らないところへかけてしまいました。

うつむきながらの電話は、気づかないうちに、会話に悪影響が出る。

電話をしているとき、顔はどの方向に向いていますか。
特に気に留めることもない点ですが、地味に大切です。
うつむきながら電話をしていると、気づかないうちに、会話に悪影響が出ます。

どんなに距離が離れていても、会話が弾む共通の話題とは。

友人と電話をするときは、お互い離れているときです。
会えないから、電話をします。
会っていれば、同じ光景を見て会話も合わせることができますが、離れているときはそうもいきません。

レストランの入り口付近で電話をするのは、マナー違反。

レストランで電話をするときは、一度席を離れるのがマナーです。
カジュアルなレストランなら、許されるところもありますが、フォーマルでは気をつけたい点です。
フォーマルなレストランでは、雰囲気に力を入れています。

自分の電話番号は、とっさに言えるようにしたい。

突然ですが、自分の電話番号を覚えていますか。
固定電話や携帯電話の番号です。
自分の電話番号をとっさに言えないと、困ることがあります。

「電話はご遠慮ください」と注意されても、言い返さない。

携帯電話を控えるべき場所があります。
電車、バス、レストランなどです。
病院、劇場、映画館では、電源をオフにするのがマナーです。

一方的に話をしている状態は、会話ではなく、もはや独り言。

電話での会話を盛り上げようと思い、自分だけ話をしていませんか。
自分がたくさん話をすれば、きっと相手は楽しんでくれるだろうと思います。
面白いネタがあれば「聞いてほしい」という気持ちが強くなり、一方的な話になりがちです。

用事のない電話が多すぎて、相手の迷惑になっていないか。

仕事関係とは違い、友人関係なら、用事はなくても連絡することがあります。
「今、どうしているのかな」と気になったとき、何の気なしに電話するでしょう。
今日の出来事を話したり、相手の様子をうかがったりなどです。

携帯電話のロックは、自分のためだけでなく、友人のためにかけるもの。

携帯電話に、ロックをかけていますか。
携帯電話には、大切な情報がたくさん含まれています。
自分の名前、住所、電話番号、メールアドレスだけではありません。

電話がつながらないことに腹を立てる人は、友人を失う。

電話をしても、つながらないことがあります。
都合が悪かったり、電波が悪かったり、電源をオフにしたりなどです。
つながらなかったとき、どんな対応をしていますか。

留守番電話の「話があります」というメッセージは、感じが悪い。

留守番電話のメッセージで、よく聞かれるフレーズがあります。
「話があります」です。
よくよく考えると、おかしなメッセージです。

留守番電話に、連絡先も残せば、感じがよくなる。

電話をして、留守番電話になったときのことです。
留守番電話に「折り返し、連絡をください」というメッセージを残すことがあります。
自分から何度か連絡をすればいいのですが、相手に折り返してもらったほうが、都合がいい場合があります。

知らない電話番号の相手を知る方法。

電話を見ると、1件の着信履歴がありました。
電話番号は、知らない人からです。
留守番電話も残っていません。

電話代を理由に、電話を切らない。

「電話代がかかるから、そろそろ切ろう」
そう言われて、電話を切られたことはありませんか。
正直な理由であるのは、わかります。

最後の一言は、3分間、余韻が続く。

電話の最後には、どんな言葉を使っていますか。
仕事関係なら「それでは、失礼します」という言葉が定番です。
友人関係なら「またね。バイバイ」という言葉が多いことでしょう。

すぐ電話を切る人とは、縁も切れる。

電話で会話を終えるときのことです。
「それでは失礼します」と言った瞬間、すぐ電話を切っていませんか。
自分はいいかもしれませんが、相手は不快な思いをしているかもしれません。

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