21世紀に入ってから、携帯電話が一般に普及し始めました。
携帯電話は、固定電話とは違い、移動しながら連絡を取り合えます。
便利であり、当時は画期的でした。
電話をかけたとき「もしもし」から始まります。
電話をかけたときや、かかってきたとき、最初に口にする言葉です。
「これから会話を始めますよ」という合言葉です。
電話をかけたとき、名前を名乗らずに、会話を始めていませんか。
よくありがちなのは、親しい友人との会話です。
電話のディスプレイに名前が表示されていれば、前もって誰からの電話なのかわかります。
突然電話をしたとき、どのようなフレーズから会話を始めていますか。
たとえ相手が電話に出たとはいえ「都合がいいのだろう」と思うのはよくありません。
電話に出ることはできても、都合の悪い状況かもしれません。
電話で会話中「きちんと話を聞いているのかな」と、不安になったことはありませんか。
会って話をするときは、相槌を打ちます。
表情やうなずきのある相槌があれば、きちんと理解していることがわかります。
会って話をするときは、相槌として、首を上下にふります。
うなずきです。
一方、電話で話をするときは、どんなに首を上下に振っても、相手には見えません。
会って会話をするとき、意味ありげな態度は、相手の様子からなんとなくわかるものです。
恥ずかしがり屋なら、顔を赤らめている様子が、見てわかります。
勇気がなくて言えなければ、もじもじした様子が、見てわかります。
電話で、折り入って話をしたいときがあります。
大きなお願いや、悩みの相談などです。
いきなり電話して折り入って話をしても、相手の反応は鈍くなるでしょう。
電話中、電話の向こうから、怪しげな音が聞こえてくることがあります。
「もぞもぞ」や「こんこん」という音です。
察するに、どうやら相手は、何かをしながら電話しているようです。
電話をかけたとき「今、大丈夫ですか」と、最初に聞くのがマナーです。
相手は取り込み中かもしれないため、都合を尋ねます。
相手が「大丈夫」と答えれば、話ができます。
電話で話をしている最中、別の電話がかかってくることがあります。
いわゆる、割り込み電話です。
「ほかの電話がかかってきたようなので、後で折り返します」と言い、いったん電話を切ることがあります。
人と会っているとき、電話しなければいけない用件を、ふと思い出すことがあります。
「あっ、電話するのをすっかり忘れていた」という状況です。
後から電話しようと思いますが、そうもいきません。
酔った勢いで、友人に電話をした経験はありませんか。
酔っているときは、理性と感情のコントロールが失われている瞬間です。
いつもは電話しにくい相手でも、酔っているときには電話しやすく感じます。
携帯電話で会話中、電波が悪いため、急に切れることがあります。
特に、建物の中や地下にいるときは、切れやすいです。
このとき、よくありがちな会話の流れがあります。
人なら誰でも、一度は電話番号を間違って、電話する経験があります。
悪気はありません。
単に、電話番号を違えてしまい、知らないところへかけてしまいました。
電話をしているとき、顔はどの方向に向いていますか。
特に気に留めることもない点ですが、地味に大切です。
うつむきながら電話をしていると、気づかないうちに、会話に悪影響が出ます。
友人と電話をするときは、お互い離れているときです。
会えないから、電話をします。
会っていれば、同じ光景を見て会話も合わせることができますが、離れているときはそうもいきません。
レストランで電話をするときは、一度席を離れるのがマナーです。
カジュアルなレストランなら、許されるところもありますが、フォーマルでは気をつけたい点です。
フォーマルなレストランでは、雰囲気に力を入れています。
突然ですが、自分の電話番号を覚えていますか。
固定電話や携帯電話の番号です。
自分の電話番号をとっさに言えないと、困ることがあります。
携帯電話を控えるべき場所があります。
電車、バス、レストランなどです。
病院、劇場、映画館では、電源をオフにするのがマナーです。
電話での会話を盛り上げようと思い、自分だけ話をしていませんか。
自分がたくさん話をすれば、きっと相手は楽しんでくれるだろうと思います。
面白いネタがあれば「聞いてほしい」という気持ちが強くなり、一方的な話になりがちです。
仕事関係とは違い、友人関係なら、用事はなくても連絡することがあります。
「今、どうしているのかな」と気になったとき、何の気なしに電話するでしょう。
今日の出来事を話したり、相手の様子をうかがったりなどです。
携帯電話に、ロックをかけていますか。
携帯電話には、大切な情報がたくさん含まれています。
自分の名前、住所、電話番号、メールアドレスだけではありません。
電話をしても、つながらないことがあります。
都合が悪かったり、電波が悪かったり、電源をオフにしたりなどです。
つながらなかったとき、どんな対応をしていますか。
留守番電話のメッセージで、よく聞かれるフレーズがあります。
「話があります」です。
よくよく考えると、おかしなメッセージです。
電話をして、留守番電話になったときのことです。
留守番電話に「折り返し、連絡をください」というメッセージを残すことがあります。
自分から何度か連絡をすればいいのですが、相手に折り返してもらったほうが、都合がいい場合があります。
電話を見ると、1件の着信履歴がありました。
電話番号は、知らない人からです。
留守番電話も残っていません。
「電話代がかかるから、そろそろ切ろう」
そう言われて、電話を切られたことはありませんか。
正直な理由であるのは、わかります。
電話の最後には、どんな言葉を使っていますか。
仕事関係なら「それでは、失礼します」という言葉が定番です。
友人関係なら「またね。バイバイ」という言葉が多いことでしょう。
電話で会話を終えるときのことです。
「それでは失礼します」と言った瞬間、すぐ電話を切っていませんか。
自分はいいかもしれませんが、相手は不快な思いをしているかもしれません。